ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト

NGO ひろしま市民によるカザフスタン共和国旧ソ連核実験場周辺住民(核被害者)への支援・交流

2009 Spring No.18

2009-05-13 20:06:39 | Weblog
[旧ソ連第1回核実験被ばく60周年・ネバダ・セミパラチンスク運動20周年
草の根・市民カザフスタン訪問団参加の呼びかけ]
 「核時代」に生きている私たちは、広島・長崎の悲劇を二度と繰り返してはならないという固い決意を持って、世界の人々に核兵器の廃絶を訴えてきました。しかし、この地球上にはまだ約2万6,000発の核弾頭があります。それは人類を何回も皆殺しに出来るほどの量なのです。この核兵器開発のために、これまで地球上で何百回となく核実験が行なわれ、多くの被曝者が生まれました。冷戦の最中、広島・長崎と同じような悲劇が起きたのです。広島では1994年のアジア競技大会開催を機に、アジアの国々との市民交流が始まりました。この国際交流の中で、カザフスタンを訪問した私たちは、1949年に始まった旧ソ連による核実験の被曝者が原因不明のまま亡くなり、現在も多くの人々が後遺症に怯えながら暮らしている実情を知りました。また1989年、放射線の恐ろしさに直面した人々の草の根の強い反対運動(ネバダ・セミパラチンスク運動)によって、ポリゴン(核実験場)を閉鎖させた事実にも力づけられました。
  私たちはカザフスタンの人たちと核兵器廃絶への思いを共有しながら、これまで10年にわたって医療支援や留学生受け入れなどの交流を続け、友情を深めてきました。 いま、核兵器廃絶の機運は高まりつつあります。オバマ米大統領は核兵器削減に努力すると宣言しています。さらに、このままでは人類は破滅すると考える世界の有識者たちは、核兵器廃絶へのプログラムを発表しています。3月21日には、中央アジア非核地帯条約が発効しました。北半球に出来た非核地帯は、私たちに希望を与えます。  ことしは旧ソ連の第一回核実験から60周年、セミパラチンスクでの最後の核実験から20周年にあたります。私たちは、この機会に市民訪問団を組織し、カザフスタンを訪問します。平和を求めるカザフスタンの人たちと手を携えながら、核兵器廃絶のうねり大きくして行きましょう。草の根の結集によって未来の地球を守りましょう。皆さん方のご賛同とご参加を期待します。
ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト 平岡敬

[ガウハル帰国]
 1年間の山陽女学園での留学生を終えたガウハルさんが3月27日広島空港から帰国しました。以下は挨拶文です。
 みなさん一年間お世話になりました。私はヒロセミのみなさんとお別れするのがとても辛いです。ヒロセミのお陰で広島に来ることができました。ここで楽しいことも辛いことも悲しいこともありましたが、いつもみなさんの優しさに支えられました。私は今までの毎日毎日をおぼえています。空港でみなさんとあって、おみせに行って、その時ぜんぜん食べられなかったうどんでした。今ではすごい好きだけど。そして川崎のおじいちゃんとおばあちゃんの家に行った事。その時のにおい今でもなつかしく思い出します。そして黒川さんと黒川のおくさんと一緒にはじめて宮島にいった事。とても楽しかったですよ。そして、入学式にうつみさんが来てくれた事。この一年間いろんな事がありまして本当に楽しくて、おもしろくて、それで一番たのしかったのはいそがしかった時です。その時が一番好きです。この一年間で私は間違えたことがいっぱいあったと思います。迷惑ばかりかけてすみませんでした。
この一年間は私の大人への道のだい一歩になりました。この留学は私の宝物ものです。皆さんにとって私はヒロセミの留学生の一人にすぎないかもしれませんが、私はみなさんの心に残る一人になりたいと思っています。今年の留学生の事もよろしくお願いします。一年間本当にどうもありがとうございました。
2009年3月22日14番目の留学生  トゥレウタウワ・ガウハル

*3月26日帰国を前に多山報恩会増井理事長を訪れました。

[リャイリャさん、マリカさんようこそ]
Kairkanova Lyailyaカイルカノワ・リャイリャ、
Kerimbaeva Malika ケリムバエワ・マリカ
留学生2名が4月2日、予定より2日早く来広しました

[中国新聞2009年4月4日朝刊掲載(写真も)]カザフ留学生 惨禍実感 原爆の子の像など見学(09年4月 8日)記者 水川恭輔
 山陽女学園高(廿日市市)で今後1年間学ぶカザフスタンからの留学生2人が3日、広島市中区の平和記念公園を巡った。広島の市民団体が、旧ソ連の核実験場があった同国・セミパラチンスクから留学生を受け入れて10年目。8月に現地で平和国際会議を開く計画も進めている。リャイリャ・カイルハノワさん(16)とマリカ・ケリムバエワさん(14)。市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト(ヒロセミ)」の小畠知恵子副代表(56)が原爆ドームや原爆の子の像を案内した。カイルハノワさんは「ドームの姿に心が痛んだ。悲劇を繰り返してはいけない」と話していた。今年は、セミパラチンスクが最初の核実験から60年を迎える。2000年に始まった同高への留学は10年目に入り、計14人が日本語や被爆の実相を学んで帰国した。留学を仲介してきたヒロセミと、広島の国際交流団体「CANVaS(キャンバス)」は2つの節目を重視。8月に現地で平和国際会議を企画し、両都市の若者に平和構築の道筋などを意見交換してもらう計画を練っている。

《原爆資料館見学と山陽女学園入学式》
 4月5日、リャイリャ・カイルハノワさんとマリカ・ケリムバエワさんは、ヒロセミやCANVAsのメンバー、広島高校生平和ゼミの手島愛さんたちと一緒に、はじめて広島の原爆資料館を見学しました。当日取材したNHKは、ふたりが、原爆投下後の広島の町の様子や被爆して焼けた衣服や時計などを食い入るように見ている姿を報道し、その感想を次のように紹介しました。リャイリャさん「人類がこのようなことをしたことがとても悲しい。二度と繰り返してはいけないと思う。」マリカさん「もっと原爆のことを知りたいと思うようになりました。」 これから1年間、広島で高校生活を送りながら、原爆の被害の実相を学び、平和にむけて何ができるかを考えていく、ふたりの決意を示す言葉です。左下の写真は資料館入り口で写したものです。4月8日、廿日市市のさくらピア大ホールで、山陽女学園の入学式がありました。リャイリャさんとマリカさんは1年間の留学生として紹介されていました。右下の写真は、入学式会場で、モンゴルの留学生と一緒に写ったものです。こうして、広島での生活が明るくスタートしました。

[留学生(山陽女学園)受け入れ経緯]
 1999年5月10日~6月29日まで主催ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト、広島市、(財)広島市平和文化センターでカザフスタン曝者写真展「核実験が残したものは」と題して広島市原爆資料館地階にてフォトジャーナリスト森住卓氏の写真を中心にカザフスタンの被ばくの現状を紹介した。オープニングには東京からカザフスタン大使も参加していただき、当時、マスコミにも多くの注目を浴びた。最終日近くに当時の山陽女学園副校長石田孝樹先生から電話を受け、展示会場で当時の事務局長(小畠)が2者面談を行った。
提案内容
(1)山陽女学園では海外留学生受け入れ制度を始めた。
(2)同じ被ばくの広島として是非、留学生を受け入れたい。
(3)授業料、寮費は無料の特待生で受け入れる。
(4)渡航旅費とか生活費は自己負担である。
(5)プロジェクトがカザフスタンに夏に行かれる際、留学生を最大2名まで選んできて欲しい。
(6)日本語は無理に出来なくても良い。(7)留学期間は1年間。

 当プロジェクトで討議の結果、旅費とか生活費の点はプロジェクトが負担する事にして、山陽女学園の提案を受けることで合意した。(留学生が山陽女学園に対する貢献として、学校で生徒に対してロシア語を教えることも考えられたが、続いての希望者がいなくて定着しなかった。その代わりに、市民に対する語学講座を開くことになった。現在続いている語学講座・ドンブラ教室はその延長線上にある企画であるが、その目的・内容は留学生との交流と留学生の日本語の習得に役に立つものとなるように進められている。)
 第1期留学生は全国のメディアにも取り上げられ、カザフスタンの核実験による被ばくの広報活動に大きく貢献した。特に第一期生は熱心に両国の架け橋になるよう務めた。広島市民も改めで世界に広がっていた核被害者の惨状に驚いた。また同時に、若い世代に交流の機会を与える為には留学生の役割はかけがえのないものと確信をえて、今日まで留学生の受け入れ支援が続いている。
 その後は入国管理等の関係から目本語の学習経験を重視して選考する事になったが、カザフスタンの文化紹介の役割として、民族舞踊、民族楽器、カザフ民謡等の能力も重要な選考基準であることは当初から変わっていない。フラワーフェスティバルのステージで歌や踊りを通して市民と触れ合っている。また、毎年当会が派遣している医療班やスタディツアーの通訳ガイドや亦一ムステイの受け入れ先としても大きく貢献してくれている。カザフスタンでは目本大使館関係者や目本の商杜、またJICAの日本語教室でも山陽女学園の留学生の語学能力は高く評価されている。また、数名の元留学生が再度日本で大学生や大学院生として留学中である。なお、現在、国際会議場研究室にてロシア語と民族楽器ドンブラを学ぶ愛好サークルが活動中である。

[今後の予定]
4月25日(土)13:00 カザフスタン連続講座第4回 
 カザフスタンと被曝 星正治
 広島市観音公民館(広島市西区観音本町2-1-77
  TEL:082-233-2603 /FAX:082-233-2603)
 世話人会
4月25日(土) 平和ゼミ春の一日平和学校 午前 平和公園FW中心
4月26日(日) 祝御結婚、吉野(寺沢)さん!!
5月 3日(日) 憲法集会 午後1時 県民文化センター
※平和ゼミの出演するミュージカルは3時~4時
5月3日(日)16:30~16:50 フラワーフェスティバル 
 「シルクロードからの平和の天使たち」出演 留学生2名
 場所 NHK前(シクラメンパーク) 
5月23日(土)山陽女学園 体育大会
5月23日(土)13:00~15:00カザフスタン連続講座第5回
      カザフスタンと市民支援 平岡敬・佐々木桂一
      広島市古田公民館
      ( 広島市西区古江西町19番15号  TEL (082)272-9001)
     16:00から  第11期定期総会 
5月24日(日) 16:00~ 18:00
     「ベラルーシー現地報告・ヒロシマからの医療支援」報告会
     場所:袋町・交流プラザ 
6月6日(土)~7日(日)平和ゼミ「リーダー講習会」
             安芸高田市 (留学生参加)
6月7日(日)14:00~16:00 留学生歓迎会
  広島市留学生会館2階ホール
  広島市南区西荒神町1番1号 TEL:(082)568-5931
7月31日(金) ヒロシマ平和の灯のつどい (平和公園)
8月1日~7日 平和ゼミナール主催:「せこへい美術館」
        場所:東区牛田新町 不動院境内にて
8月6日(木) 平和記念式典
8月中旬    第12次カザフスタン医療支援訪問団派遣
8月25日(火)~ 9月2日(水)
   旧ソ連 第一回核実験被ばく60年・最後の核実験20周年 草の根・市民カザ   フスタン訪問団
(国際交流グループCANVaSは8月25日~9月5日まで)

*会費納入とカンパのお願い、同封の振込用紙でお願いします。
*カザフスタン訪問団に参加希望の方は事務局にお問い合わせください。














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2009 Spring No.18

2009-05-13 20:06:39 | Weblog
[旧ソ連第1回核実験被ばく60周年・ネバダ・セミパラチンスク運動20周年
草の根・市民カザフスタン訪問団参加の呼びかけ]
 「核時代」に生きている私たちは、広島・長崎の悲劇を二度と繰り返してはならないという固い決意を持って、世界の人々に核兵器の廃絶を訴えてきました。しかし、この地球上にはまだ約2万6,000発の核弾頭があります。それは人類を何回も皆殺しに出来るほどの量なのです。この核兵器開発のために、これまで地球上で何百回となく核実験が行なわれ、多くの被曝者が生まれました。冷戦の最中、広島・長崎と同じような悲劇が起きたのです。広島では1994年のアジア競技大会開催を機に、アジアの国々との市民交流が始まりました。この国際交流の中で、カザフスタンを訪問した私たちは、1949年に始まった旧ソ連による核実験の被曝者が原因不明のまま亡くなり、現在も多くの人々が後遺症に怯えながら暮らしている実情を知りました。また1989年、放射線の恐ろしさに直面した人々の草の根の強い反対運動(ネバダ・セミパラチンスク運動)によって、ポリゴン(核実験場)を閉鎖させた事実にも力づけられました。
  私たちはカザフスタンの人たちと核兵器廃絶への思いを共有しながら、これまで10年にわたって医療支援や留学生受け入れなどの交流を続け、友情を深めてきました。 いま、核兵器廃絶の機運は高まりつつあります。オバマ米大統領は核兵器削減に努力すると宣言しています。さらに、このままでは人類は破滅すると考える世界の有識者たちは、核兵器廃絶へのプログラムを発表しています。3月21日には、中央アジア非核地帯条約が発効しました。北半球に出来た非核地帯は、私たちに希望を与えます。  ことしは旧ソ連の第一回核実験から60周年、セミパラチンスクでの最後の核実験から20周年にあたります。私たちは、この機会に市民訪問団を組織し、カザフスタンを訪問します。平和を求めるカザフスタンの人たちと手を携えながら、核兵器廃絶のうねり大きくして行きましょう。草の根の結集によって未来の地球を守りましょう。皆さん方のご賛同とご参加を期待します。
ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト 平岡敬

[ガウハル帰国]
 1年間の山陽女学園での留学生を終えたガウハルさんが3月27日広島空港から帰国しました。以下は挨拶文です。
 みなさん一年間お世話になりました。私はヒロセミのみなさんとお別れするのがとても辛いです。ヒロセミのお陰で広島に来ることができました。ここで楽しいことも辛いことも悲しいこともありましたが、いつもみなさんの優しさに支えられました。私は今までの毎日毎日をおぼえています。空港でみなさんとあって、おみせに行って、その時ぜんぜん食べられなかったうどんでした。今ではすごい好きだけど。そして川崎のおじいちゃんとおばあちゃんの家に行った事。その時のにおい今でもなつかしく思い出します。そして黒川さんと黒川のおくさんと一緒にはじめて宮島にいった事。とても楽しかったですよ。そして、入学式にうつみさんが来てくれた事。この一年間いろんな事がありまして本当に楽しくて、おもしろくて、それで一番たのしかったのはいそがしかった時です。その時が一番好きです。この一年間で私は間違えたことがいっぱいあったと思います。迷惑ばかりかけてすみませんでした。
この一年間は私の大人への道のだい一歩になりました。この留学は私の宝物ものです。皆さんにとって私はヒロセミの留学生の一人にすぎないかもしれませんが、私はみなさんの心に残る一人になりたいと思っています。今年の留学生の事もよろしくお願いします。一年間本当にどうもありがとうございました。
2009年3月22日14番目の留学生  トゥレウタウワ・ガウハル

*3月26日帰国を前に多山報恩会増井理事長を訪れました。

[リャイリャさん、マリカさんようこそ]
Kairkanova Lyailyaカイルカノワ・リャイリャ、
Kerimbaeva Malika ケリムバエワ・マリカ
留学生2名が4月2日、予定より2日早く来広しました

[中国新聞2009年4月4日朝刊掲載(写真も)]カザフ留学生 惨禍実感 原爆の子の像など見学(09年4月 8日)記者 水川恭輔
 山陽女学園高(廿日市市)で今後1年間学ぶカザフスタンからの留学生2人が3日、広島市中区の平和記念公園を巡った。広島の市民団体が、旧ソ連の核実験場があった同国・セミパラチンスクから留学生を受け入れて10年目。8月に現地で平和国際会議を開く計画も進めている。リャイリャ・カイルハノワさん(16)とマリカ・ケリムバエワさん(14)。市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト(ヒロセミ)」の小畠知恵子副代表(56)が原爆ドームや原爆の子の像を案内した。カイルハノワさんは「ドームの姿に心が痛んだ。悲劇を繰り返してはいけない」と話していた。今年は、セミパラチンスクが最初の核実験から60年を迎える。2000年に始まった同高への留学は10年目に入り、計14人が日本語や被爆の実相を学んで帰国した。留学を仲介してきたヒロセミと、広島の国際交流団体「CANVaS(キャンバス)」は2つの節目を重視。8月に現地で平和国際会議を企画し、両都市の若者に平和構築の道筋などを意見交換してもらう計画を練っている。

《原爆資料館見学と山陽女学園入学式》
 4月5日、リャイリャ・カイルハノワさんとマリカ・ケリムバエワさんは、ヒロセミやCANVAsのメンバー、広島高校生平和ゼミの手島愛さんたちと一緒に、はじめて広島の原爆資料館を見学しました。当日取材したNHKは、ふたりが、原爆投下後の広島の町の様子や被爆して焼けた衣服や時計などを食い入るように見ている姿を報道し、その感想を次のように紹介しました。リャイリャさん「人類がこのようなことをしたことがとても悲しい。二度と繰り返してはいけないと思う。」マリカさん「もっと原爆のことを知りたいと思うようになりました。」 これから1年間、広島で高校生活を送りながら、原爆の被害の実相を学び、平和にむけて何ができるかを考えていく、ふたりの決意を示す言葉です。左下の写真は資料館入り口で写したものです。4月8日、廿日市市のさくらピア大ホールで、山陽女学園の入学式がありました。リャイリャさんとマリカさんは1年間の留学生として紹介されていました。右下の写真は、入学式会場で、モンゴルの留学生と一緒に写ったものです。こうして、広島での生活が明るくスタートしました。

[留学生(山陽女学園)受け入れ経緯]
 1999年5月10日~6月29日まで主催ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト、広島市、(財)広島市平和文化センターでカザフスタン曝者写真展「核実験が残したものは」と題して広島市原爆資料館地階にてフォトジャーナリスト森住卓氏の写真を中心にカザフスタンの被ばくの現状を紹介した。オープニングには東京からカザフスタン大使も参加していただき、当時、マスコミにも多くの注目を浴びた。最終日近くに当時の山陽女学園副校長石田孝樹先生から電話を受け、展示会場で当時の事務局長(小畠)が2者面談を行った。
提案内容
(1)山陽女学園では海外留学生受け入れ制度を始めた。
(2)同じ被ばくの広島として是非、留学生を受け入れたい。
(3)授業料、寮費は無料の特待生で受け入れる。
(4)渡航旅費とか生活費は自己負担である。
(5)プロジェクトがカザフスタンに夏に行かれる際、留学生を最大2名まで選んできて欲しい。
(6)日本語は無理に出来なくても良い。(7)留学期間は1年間。

 当プロジェクトで討議の結果、旅費とか生活費の点はプロジェクトが負担する事にして、山陽女学園の提案を受けることで合意した。(留学生が山陽女学園に対する貢献として、学校で生徒に対してロシア語を教えることも考えられたが、続いての希望者がいなくて定着しなかった。その代わりに、市民に対する語学講座を開くことになった。現在続いている語学講座・ドンブラ教室はその延長線上にある企画であるが、その目的・内容は留学生との交流と留学生の日本語の習得に役に立つものとなるように進められている。)
 第1期留学生は全国のメディアにも取り上げられ、カザフスタンの核実験による被ばくの広報活動に大きく貢献した。特に第一期生は熱心に両国の架け橋になるよう務めた。広島市民も改めで世界に広がっていた核被害者の惨状に驚いた。また同時に、若い世代に交流の機会を与える為には留学生の役割はかけがえのないものと確信をえて、今日まで留学生の受け入れ支援が続いている。
 その後は入国管理等の関係から目本語の学習経験を重視して選考する事になったが、カザフスタンの文化紹介の役割として、民族舞踊、民族楽器、カザフ民謡等の能力も重要な選考基準であることは当初から変わっていない。フラワーフェスティバルのステージで歌や踊りを通して市民と触れ合っている。また、毎年当会が派遣している医療班やスタディツアーの通訳ガイドや亦一ムステイの受け入れ先としても大きく貢献してくれている。カザフスタンでは目本大使館関係者や目本の商杜、またJICAの日本語教室でも山陽女学園の留学生の語学能力は高く評価されている。また、数名の元留学生が再度日本で大学生や大学院生として留学中である。なお、現在、国際会議場研究室にてロシア語と民族楽器ドンブラを学ぶ愛好サークルが活動中である。

[今後の予定]
4月25日(土)13:00 カザフスタン連続講座第4回 
 カザフスタンと被曝 星正治
 広島市観音公民館(広島市西区観音本町2-1-77
  TEL:082-233-2603 /FAX:082-233-2603)
 世話人会
4月25日(土) 平和ゼミ春の一日平和学校 午前 平和公園FW中心
4月26日(日) 祝御結婚、吉野(寺沢)さん!!
5月 3日(日) 憲法集会 午後1時 県民文化センター
※平和ゼミの出演するミュージカルは3時~4時
5月3日(日)16:30~16:50 フラワーフェスティバル 
 「シルクロードからの平和の天使たち」出演 留学生2名
 場所 NHK前(シクラメンパーク) 
5月23日(土)山陽女学園 体育大会
5月23日(土)13:00~15:00カザフスタン連続講座第5回
      カザフスタンと市民支援 平岡敬・佐々木桂一
      広島市古田公民館
      ( 広島市西区古江西町19番15号  TEL (082)272-9001)
     16:00から  第11期定期総会 
5月24日(日) 16:00~ 18:00
     「ベラルーシー現地報告・ヒロシマからの医療支援」報告会
     場所:袋町・交流プラザ 
6月6日(土)~7日(日)平和ゼミ「リーダー講習会」
             安芸高田市 (留学生参加)
6月7日(日)14:00~16:00 留学生歓迎会
  広島市留学生会館2階ホール
  広島市南区西荒神町1番1号 TEL:(082)568-5931
7月31日(金) ヒロシマ平和の灯のつどい (平和公園)
8月1日~7日 平和ゼミナール主催:「せこへい美術館」
        場所:東区牛田新町 不動院境内にて
8月6日(木) 平和記念式典
8月中旬    第12次カザフスタン医療支援訪問団派遣
8月25日(火)~ 9月2日(水)
   旧ソ連 第一回核実験被ばく60年・最後の核実験20周年 草の根・市民カザ   フスタン訪問団
(国際交流グループCANVaSは8月25日~9月5日まで)

*会費納入とカンパのお願い、同封の振込用紙でお願いします。
*カザフスタン訪問団に参加希望の方は事務局にお問い合わせください。














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