ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト

NGO ひろしま市民によるカザフスタン共和国旧ソ連核実験場周辺住民(核被害者)への支援・交流

留学生歓迎会

2010-05-31 10:50:34 | Weblog
2010年5月18日
各位
ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト
世話人代表 佐々木 桂一
      

留学生歓迎会のご案内

 新緑のまぶしい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新年度を迎え、学校では新しい留学生を迎えました。日本語や日本の生活・文化を学び、またホームステイなどでの交流を通じて、大きく成長することでしょう。温かく見守り、激励していきたいと思います。
 山陽女学園へのカザフスタンからの留学生ヌルダナさん、ドイツからの留学生レーナさんを迎えて歓迎会を催します。
 新たな生活を始めた留学生とひとときを過ごすためにささやかながら行います。
 皆様のご参加をお待ちしております。


日時:2010年6月26日(土)10:00~11:30
会場:広島市留学生会館 2階ホール
〒732-0806 広島市南区西荒神町1番1号
TEL:(082)568-5931  FAX:(082)568-5600
会費:一般500円、学生無料
 会場準備等の都合がございますので、ご参加の方は6月12日(土)までに下記までご連絡ください。または下記出欠票にご記入の上FAXもしくはメールしてください。
[申し込み先]ヒロセミ: 橋村(TEL/FAX 274-1634)mashenka@fancy.ocn.ne.jp
  
以上
                                    
留学生歓迎会出欠票

お名前                            
所属                            
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定期総会

2010-05-26 14:42:04 | Weblog
会員各位                     2010年5月18日 
ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト
世話人代表 佐々木桂一

次の通り本年度(2010年度第13期)定期総会の開催を案内いたします。 


日  時  2010年6月12日(土)午前9時30分より
会  場  広島国際会議場研修室2
広島市中区中島町平和公園内
TEL:(082)242―8878
         
次  第
Ⅰ.開会挨拶
Ⅱ.世話人代表挨拶
Ⅲ.議長、記録者選出
Ⅳ.議事
1. 2009年度事業報告承認の件
2. 2009年度決算及び監査報告承認の件
3. 2010年度事業計画(案)承認の件
4. 2010年度予算(案)承認の件
5. 2010年度世話人選出の件
6. その他

Ⅴ.議長、記録者解任
Ⅵ.閉会


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2010 Spring 広報誌 No.20

2010-05-26 14:31:40 | Weblog
(1)カザフスタン医療支援の現状と課題を考える
 星正治先生よりカザフスタンの最新の情報を寄せていただきました。医療支援(留学生受け入れ、被爆者・青年を含む市民交流)について、ヒロセミの今後の事業をすすめるうえでの議論に参考になると思います。 
 2010年4月のカザフスタンへの出張について 
 広島大学原爆放射線医科学研究所  星正治

 4月20日より28日までカザフスタンに私の研究室のカシム・ズマジーロフさんと一緒に出張しました。目的はアスタナの北方の車で約2時間のところにあるウラン鉱山の町ステプナゴルスクへ行って今後の調査を検討するためと、セミパラチンスクでも今後の検診などの方針を話し合うためです。

 アスタナには4月21日より25日まで行きました。そこではアスタナ医科大学(Astana Medical Academy)のジャクシバイ・ズマジーロフ学長と面会し、そこに作られた組織であるメディカルホールディングスの運営について相談を受け、また将来の研究方針について議論しました。さらに同医科大学のポラット・カジィンベット教授と面会し、アスタナ近郊にあるウラン鉱山の労働者や地域住民の放射線被ばくと健康影響の調査方針について検討しました。昨年も訪問しその際、歯をいくつかもらいその測定結果を説明しました。ただ歯については明確な放射線量の被ばくはありませんでした。またその際水や土壌の試料も持ち帰ったのですが結果はまだ出ていません。追加で今回もステプナゴルスクでの歯の収集を行いました。また今後の問題としてウラン鉱山の人たちの放射線影響を調査するため、広島の放影研の様な調査するシステムを検討中とのことでした。
 4月26日:セミパラチンスクにて、放射線医学環境研究所(Institute of Radiation Medicine of Ecology)のカズベック・アプサリコフ所長、副所長(*)のナイラ・チャイジュヌソバ氏と面会し、将来の研究について討論し検討しました。金沢の山本先生のグループとは今後も継続して土壌の収集と測定を行うことと、私の研究室でも歯を中心とした線量測定を進めることで了解を得ました。それから武市先生は9月末の訪問時に講演会を開催して今までの結果を報告し、本格的な検診は終了することをお伝えしました。

 本年9月19日から再度山本先生のグループと武市先生とでアスタナとセミパラチンスクを訪問します。アスタナではウラン鉱山の問題を今後進めていこうと思っています。

[(*)関連企画]
 放射線医学環境研究所副所長ナイラさんの来広の機会に、医療支援の総括と展望に関連するシンポジウムを開催する予です(7月上旬)。別途チラシで案内いたします。

(2)マリカさん、リャイリャさん、さようなら
 平和弁論大会(2009年11月開催)でのスピーチを掲載します。
[リャイリャ]
「サルメーッズベ」これはカザフ語で「こんにちは」と言う事です。
 はじめまして。私はカザフスタンのセミパラチンスクから来たリャイリャです。今日は平和について皆さんと考えたいと思います。人それぞれ平和のイメージはちがうと思いますが、共つうした顔は自分のかぞくや友だちが仲よくしあわせにくらせる世界という事ではないでしょうか。そのねがいを皆できょうゆうしましょう。私たちの命はそんなに長くありません。そのことを分かっているのになぜ“戦争“をして命をみじかくするのでしょうか。人間は自分かってになりがちですが、対話をつうじてわかりあう事ができます。それをしっているのになぜ戦争やテロリズムをするのでしょうか。またアメリカが日本に原爆をとうかし、みなそのおそろしさをしっているはずなのになぜ、いまだにかくへいきをもちつづける国があるのでしょうか。まだわからないのでしょうか。
 げんばくが日本にとうかされたときKZでは旧ソビエト連邦の中にありました。アメリカがげんばくをつくったことにたいしそれんもかくへいきをつくることに力をいれました。1949年から89年までの40年間で470かいものじっけんをおこなっていたのです。わたいのすんでいた町はみどりがおおく、うつくしいしぜんにめぐまれた町でした。そんなへいわな町をおそろしいかくのきょうふがおそうことになったのです。せいふはじゅうみんにかくじっけんのおそろしさをなんにもおしえずに、町から130キロははなれたばしょで、ある日とつぜんじっけんをはじめました。むらびとはまるではなびけんびつでもするようにかくのひかりを見にいきました。じっけんをみにいったひとはそのすうねんごびょうめいがわからないおもいびょうきにかかりしんでいきました。またかくじっけんをちょくせつ見なかったひともじっけんをしたばしょの水や食物をたべてびょうきになりました。
 わたしの母も私が8さいの時、のうのがんでなくなりました。ははがなくなるめわがやはしあわせでした。母がなった時、父がはじめて私にはなぜははがなくなったのか、ほかのひとびとがびょうきになったりゆう、日本とKZのひげきをおしえてくれました。私はこの時いしゃになろうとつよくけついしました。私はひばく者のおばあさんから話を聞いた事があります。そのおばあさんはひばくでかぞくをなくした事をなみだをながしながら話してくれました。私から大好きなははとへいわなむらのくらし、人々の命をはかいしたかくへいき、げんばくをゆるせません。私はある人からじっけんをした「旧S、Rの人たちをうらんでいないの?」ときかれました。でも。なぜか私にはうらむことができません。広島にきて日本人がげんばくをおとしたアメリカ人の事をうらんでいない事を知っておなじだと思いました。うらみからへいわはうまれません!!!
 せんじつ日本の友だちとへいわについてかたりあった時、ともだちが「ひがい者、かがい者というかんがえと、うらむかんじょうがあるかぎり、へいわにはならない、皆おなじ人間だと思えばへいわになるだろう」と言っていて本当にそうだなと思いました。KZにはゼミナールという学生、若者たちのたい話のばがあります。皆ここにいってせっきょくてきにさんかし、自分のいけんをいい、あいての話を聞き、おたがいりかいしあう事が大切だと思います。また、げんばくのおそろしさを知っている私たちが今の子たちに戦争や原爆のおそろしさをうったえ、かくへいきのないへいわなせかいをつくるためにどりょくしていければ、にどとおなじあやまちをくりかえさないとしんじています。私はKZにかえったら広島でまなんだ事を皆につたえていきます。たいせつなひとたちがまい日えがおで、元気で、しあわせにくらせるようじぶんいできる努力をしていきます。
 このちきゅうが、本当にしあわせでへいわなほしになる事をしんじています。

[マリカ]
私はスピーチコンテストのテーマを聞いた時に本当にびっくりしました。なぜならこのテーマは私の中で一番大きな問題だからです。私たちは本当の平和の意味に関して考えなければなりません。国と国が戦争しないこと、人とけんかした後で仲直りできた心の平和や家族の平和などいろいろな意味があります。しかし、すべての考えは心の中で生まれると思います。
 友達や家族や他の人の気持ちを大切にする。自分とは違ういけんについては一緒に話し合って、考えて、違いをのりこえるちからは平和をねがう心から出てくると思います。みなさんはセミパラチンスクのことをよく知っているかもしれません。カザフスタンではセミパラチンスクから100キロぐらい離れた小さい町で1949-1989までずっと核実験をしていました。私が生まれた時、核実験はもう終わっていました。実験後の結果を自分の目で見ました。両親は核実験の時代に生活していましたから原爆の恐ろしさを見てきました。両親は私と兄弟が平和な世の中で幸せに生活することを願ってきました。父と母は高校を卒業した時人々をぜったいに助けたいと願って医学生になりました。大学生時代からずっと核実験がなくなるように色々な活動をしました。病身は20年間医者の仕事をしています。父は外科医です。母は内科医です。私には兄と妹がいます。自分の家族が大好きです。小さいときから患者は私の両親に「病気をなおしてくれてどうもありがとう」と言うために私の家によくきました。患者は私に「あなたのお父さんとお母さんのおかげで今私は生きているよ」といいました。ある患者がなくなった時「何で死んだのですか」と私がたずねると父は「私はさいしょからさい後までがんばりましたがすくうことができませんでした」と言いました。私は人の命の大切さを考えるようになりました。両親は人の命を大切にしながら生きてきました。
 私は原爆資料館へ行って感じました。原爆を作った人とぎせいになった人の命のおもさはおなじです。原爆を作った人や使った人はそのことを何で考えなかったのでしょうか。私はまだ十五さいですが、世界の色々な不幸な出来事がとても心配です。せんそうやかくへいきがなくなってみんなが幸せにくらせる日がくると私は信じています。
 私は一人じゃない。私と同じように平和を信じている世界の人たちときょうりょくしたいです。私は人々の心の中に大きなやさしさや、親切さがあると信じています。私はこの世界が大好きです。自分の大切な人をまもりたいです。それは私の心です。平和にできることをしたいです。だって。。。
家族のために
将来のために
子供達の本当に幸せなほほえみのために
平和をしんじながらなく亡くなった人のために
大切な人のために自分の信じている平和な世界にしましょう。自分の親切な心をしんじましょう。

(3)ようこそ広島へ!!本年度のカザフからの留学生ヌルダナ・アディルハノワ(1995年6月21日生)さんが4月5日夕刻広島空港に元気な姿を見せました。ヒロセミ会員で出迎えました。第11期目17人目の留学生になります。
 皆さんこんにちは。私はヌルダナと申します。カザフスタンから来ました。15才です。かぞくは四人です。お父さん、お母さん、お兄さんがいます。私の両親はお医者さんです。お兄さんはいがく(医学)大学の6年生です。私は日本語を1年半ぐらい勉強しています。山陽女学園高等部の1年生です。クラスの皆さんとなかよしです。そしてたくさん友だちができました。今一緒に勉強することはとてもたのしいです。学校にたくさんおもしろいぶかつ(部活)があって、生活はたのしいです。フラワーフェスティバールで山陽女学園のバトン部とマーチング部がたいへん上手にするのを見てびっくりしました。すごくたのしかったです。フラワーフェスティバールで私はカザフダンスをしました。日本の生活はとてもたのしいです。1年間に日本についてたくさんのことをしりたいです。そして平和のために自分のできることをかんがえたいです。どうぞよろしくお願いいたします。ヌルダナ・アディルハノワ(5月16日記)
[写真]
上左4月5日 広島空港
上右4月7日 山陽女学園高等部入学式
中 5月4日フラワーフェスティバルNHKシクラメンステージ
下 5月3日日本ユーラシア協会広島支部ブース

  [経過報告]
11月28日(土) 17:30~20:00 カザフ医療支援報告会 (留学生会館)
12月17日(木) カザフスタンの独立記念レセプション(東京)
12月23日(水) 友の会のクリスマス会(東区)
12月27日(日)CANVaSによるカザフ報告会(二葉公民館)
1月22日(金) 創価学会平和展 セミパラチンスク核実験展示紹介 オープニングレセプション(東区)
1月23日(土) 19:30~ 広島学「カザフスタン大使の講演会:カザフスタンの世界平和への貢献」広島池田平和祈念会館 3F錦城会館(東区光町1丁目15-39)
2月14日(日)平和ゼミ「1日平和学校」(国際学院大学立町キャンパス)
3月5日(金)セミパラチンスク国際シンポジウム(広島大学霞)(ナイラ氏も来広)
3月6日(土)ナイラさんを迎えての“歓迎会”(スペイン料理店「クレバ・ソル」)
3月13日(土) 留学生送別会 14:00~16:00 (広島留学生会館)
3月19日(金) 山陽女学園高等部修了式 
3月25日(木) 「中公新書ラクレ」(ライター:元NHK記者の中村 尚樹 様)による取材
3月26日(金) 同高校生平和ゼミナール取材対応
3月29日(月)留学生帰国(リャイリャとマリカ)(広島空港)
4月5日(月)ヌルダナの来広(広島空港)
4月6日(火)ヌルダナ制服合わせと入寮 
4月7日(水) 10:30~12:00 山陽女学園入学式 (さくらぴあ2Fホール)
4月18日(日)真亀1丁目自治会の「竹の子まつり」(真亀1丁目集会所)
4月24日(土) 学習会「ウラン採掘~原爆開発~核の平和利用」 HEART to HEART  講師: 山田 英雄(顧問)
4月25日(日) 平和ゼミ1日学校(アステールプラザ)
5月3日(月)FF参加
5月4日(火)NHKシクラメン広場 ステージ出演カザフスタンの踊りと紹介~シルクロードからの乙女の祈り~
カザフスタン民族舞踊 プティツァ ダンス   タルゴイ ダンス 
曲はカザフ語でタルガイ「収穫」と、ロシア語でプティツァ(フェニカ)ダンス(小鳥) 
[今後の予定]
5月22日(土)山陽女学園体育祭
5月29日(土)30日(日)平和ゼミ合宿研修会 安芸高田青少年の自然の家
6月12日(土)9:30~11:30 2010年度(第13期)定期総会(国際会議場研修室2)
6月24日(木) 広島友の会幼児班  カザフを語る 
6月26日(土)10:00~ヌルダナ歓迎会(留学生会館) 9:00会場準備
6月28日(月) ナイラさん来広7月4日(日)17:00~ ナイラさんを囲む会(仮称)シンポジウム(袋町まちづくり市民交流プラザ)
7月31日(土) 平和の灯(平和公園)ヌルダナ採火 高橋朋子さん「ザマナイ」歌唱
8月1日(日) せこへい美術館オープニング(旧日銀)8日まで
8月3日(火) 広島友の会 平和例会(東区)
8月6日(金) 平和記念式典(平和公園)
8月29日(日)セミパラチンスク平和集会、28日(土)医学アカデミーシンポジウム(セメイ市)

[せこへい美術館ワークショップ
5月22日(土)第1回13時~16時少年センター(川野さん)
6月13日(日) 第2回13時~16時国際学院大学立町キャンパス(加藤さん)
7月19日(月)第3回(月)13時~16時西区民文化センター(福島さん)





 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする