原田マハさん原作の「キネマの神様」が、
山田洋次監督によって映画化されたことは知っていましたが、
映画館へ行くことはしませんでした。(きっとすぐにアマゾンプライムで見れると思って)
そうしたら、もう!見れました。
原作は実は、途中までしか読めませんでした。
映画化にあたって、どれほどの脚色がしてあるのか、分かりません。
でも、「ニューシネマパラダイス」が大好きな私にとって、
この映画は、映画を愛おしく思う者として、大きな共感を感じます。
志村けんさんに、ゴウちゃんをやってもらいたかった。
コロナが2020年の1月ごろから日本でも騒がれ、4月には緊急事態宣言。
先行きが見えなくて、不安だったときに、志村けんさんの死によって、多くの人たちに緊張と衝撃と恐れが走りました。
飲食業と映画・演劇・音楽関連の人たちに、一番最初に生活不安がきました。
あれからもう、3年が経とうとしている。
「キネマの神様」は、みんなを持ちこたえさせてくれたでしょうか。
ゴウちゃんの若い時を演じた菅田将暉君(私が応援している俳優さんのひとり)と、
淑子(よしこ)ちゃんの若い時を演じた永野芽衣さん(彼女も応援してます)
二人の登場もよかった。
映写室の、テラシン役の、小林稔侍さんも、いい味出しておられました。
その若い時の役は、野田洋次郎君。(朝ドラ「エール」にも出演)
この映画の最後の曲も作曲してる?かなと思います。
妻の淑子役の、宮本信子さん、娘役の、寺島しのぶさん、
さすがベテラン俳優さんでした。
北川景子さんも、古い映画女優の雰囲気を出していたような気がします。
映画をスクリーンで見たい、見ながら死ねたら本望という、ゴウちゃんの願いは叶いました。
「キネマの神様」・・・映画から、私もどんなに多くのことを教えてもらったことか。
行ったことのない外国の景色を見せてもらったことか。
人の心の機微を知りました。
映画を愛する山田洋次監督の思いを、しっかり受け止めさせていただきました。
映画の好きなそこのあなた、、、もうご覧になりましたか。
映画 キネマの神様 (資料映像からお借りしました)
私は原作を途中までしか読んでいないので、比較ができません。(読まねば)
軍配は、原田マハさんのようですね。
新藤兼人監督は、98歳で遺作。
山田洋次監督も、常に前向きです。
すごい人たちです。