この秋オープンした高崎芸術劇場であったクラシックコンサートに行く。曲目はケント・ナガノ指揮ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団と辻井伸行のピアノによる演奏で、ベートーベンのピアノ協奏曲第5番皇帝とブラームス交響曲第1番。王道を行く感じだが、幕開きやアンコールで現代音楽の小品もあって変化に富んだ演奏だった。
辻井伸行の割れんばかりの拍手の後アンコールで弾いてくれたのは、ベートーベンのピアノソナタ悲愴の第2楽章。心の底まで染み通るような澄んだ温かいピアノの音に思わず目頭が熱くなった。
プログラムを見ると、10月31日から11月8日まで9日間で7回も、北は新潟、南(西)は福岡まで全国各地でコンサートを行う強行軍(?)のようだ。
1961年にできた音楽センターに比べ座席はゆったりしていて、座ったまま前を人が通れる。
高崎駅東口のペデストリアンデッキとつながっていて、そのまま2階に入れる。