荒忙という言葉がある。「こうぼう」=狩猟や酒色などに耽ること……とネットの精選版日本国語大辞典で解説されている。『当世書生気質』坪内逍遙に使用例があるとも記されている。
おれは、山本周五郎の短編小説で出会ったと記憶している。そこでは多忙と同じ意味程度の使い方だったと思う。そして今、とある人とのやり取りで山本周五郎を読み返している。書籍ではなく電子書籍。青空文庫には周五郎の小説が沢山ある。
周五郎をよく読んだのはいつ頃だったのだろう。劇団を結成してしばらくした頃だろうか。24~5歳だったと思う。それ以前、高校時代に漢文の先生から勧められて、『季節のない街』『さぶ』は読んではいた。だが、高校生に周五郎は刺激が足りなかったのか集中した読者にはなれなかった。
この年齢になると波長というか気温が合ってくる。とくに短編は読み易く面白い。そういうものをこの数日で十数篇読んだ。移動中も読めるから電子書籍は便利だ。
その前まではこの三冊を並行して読んでいた。二ヶ月くらいかかって読み了えた。
おれは、山本周五郎の短編小説で出会ったと記憶している。そこでは多忙と同じ意味程度の使い方だったと思う。そして今、とある人とのやり取りで山本周五郎を読み返している。書籍ではなく電子書籍。青空文庫には周五郎の小説が沢山ある。
周五郎をよく読んだのはいつ頃だったのだろう。劇団を結成してしばらくした頃だろうか。24~5歳だったと思う。それ以前、高校時代に漢文の先生から勧められて、『季節のない街』『さぶ』は読んではいた。だが、高校生に周五郎は刺激が足りなかったのか集中した読者にはなれなかった。
この年齢になると波長というか気温が合ってくる。とくに短編は読み易く面白い。そういうものをこの数日で十数篇読んだ。移動中も読めるから電子書籍は便利だ。
その前まではこの三冊を並行して読んでいた。二ヶ月くらいかかって読み了えた。
それから山田太一さん、石垣りんさんの随筆集を読み、いま周五郎である。未読の『正雪記』『樅ノ木は残った』を読もうか、それとも筒井康隆さんの最後の作品集『カーテンコール』前作『ジャックポット』方向に行こうか考え中だ。
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