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大野氏、外木場氏が殿堂入り

2013-01-11 17:47:01 | 日記
大野氏、外木場氏が殿堂入り

 野球殿堂入りを決める野球体育博物館の表彰委員会は11日、競技者表彰のプレーヤー表彰にプロ野球広島の投手として先発、救援の両方で活躍した大野豊氏(57)、エキスパート表彰には完全試合を含め3度の無安打無得点試合を達成した広島の外木場義郎氏(67)を選出したと発表した。

 特別表彰では福岡・小倉中(現小倉高)でエースとして夏の甲子園大会を2連覇した福嶋一雄氏(82)を選んだ。殿堂入りは計180人となった。

 大野氏は1988年に最優秀防御率と沢村賞を受賞、91年には最優秀救援投手を獲得。97年に42歳で2度目の最優秀防御率に輝き、タイトル獲得の最年長記録をマークした。史上6人しか達成していない「100勝、100セーブ」を挙げた。

 外木場氏は速球と大きなカーブで68年に最優秀防御率を獲得するなど広島の低迷期を支えた。75年には20勝で最多勝と沢村賞に輝き、広島の初優勝の原動力となった。3度のノーヒットノーラン達成は沢村栄治(巨人)と並ぶ最多タイ記録。

 福嶋氏は47年に夏の甲子園大会で全5試合を完投して優勝、翌年は全5試合を完封して2連覇を達成。早大では4度のリーグ優勝を経験し、八幡製鉄(現新日鉄住金)に入った54年の都市対抗ではチームを17年ぶりの優勝に導いた。

 プレーヤー表彰には有効投票数の75%以上(今年は243票)が必要で大野氏は273票を集めた。指導者も対象となるエキスパート表彰の外木場氏は有効投票38票のうち、29票を集めた。

 外木場義郎氏「まさかという気持ち。感無量。積み重ねが評価されたのかなと思う。マウンドに上がったら、誰にも負けないという気持ちで向かっていった。若いときに厳しい練習に耐えられたことが、その後につながった」

 福嶋一雄氏「身に余る栄誉。本当に光栄で感激している。3連覇を狙って甲子園に行って、準々決勝で敗れた。もう甲子園には来られないのだなと思ってセンチ(メンタル)になって、砂をポケットに入れた。野球はわたしにとって青春です」

 広島・野村謙二郎監督「ことしもカープのOBの中から2名が殿堂入りされたことを、大変うれしく思います。特に大野さんとは選手、指導者時代を通し身近に接してきましたので、より大きな喜びを感じています。私も含めカープの選手一同、偉大な先輩方に負けないように、より一層精進していきます」

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スポーツ報知より

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