正月最後の日。
この日に、松の内に年始回りをしなかった家を訪ねる地方もある☆
☆お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆
1月31日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
千の悩みも
経営者には、一度にいくつもの問題に直面して、あれこれ思い悩むという場合が少なくありません。しかし私はいままでの経験で、人間というものはそういくつもの悩みを同時に悩めるものではないということに気づきました。結局、一番大きな悩みに取り組むことによって、他の悩みは第二、第三のものになってしまうのです。だから、百の悩み、千の悩みがあっても、結局は一つだけ悩めばよい。一つだけはどうしても払うことができないが、それと取り組んでいくところに、人生の生きがいがあるのではないか。そう考えて勇気を持って取り組めば、そこに生きる道が洋々と開けてくると思うのです。
【コラム】筆洗
2015年1月30日東京新聞TOKYOWeb
▼国語学者の中村明さんが『美しい日本語』(青土社)で「思いやりにあふれ、季節感と町の雰囲気をみごとに掬(すく)いとった、いわば一編の詩」と評している手紙がある。こんな一文だ
▼<来たいと思ったら何時(いつ)でも来たまえ、汽車賃だけ持って来たまえ、落葉の下から水仙が伸びている古い町だ。犀(さい)>。これで全文。詩人で小説家の室生犀星が生まれ故郷の金沢から、堀辰雄に出したはがきである。犀星はこの文壇の後輩にこんな便りも送っている
▼<…きょうはこちらも春めいて、二階で日和遊びをしている。植木一鉢を置いてな。雪のとなり家はカナリヤの声 藪(やぶ)の中の一町つづき残る雪 三月雛(ひな)の日>。開ければ、雪国の春の喜びが封筒から匂い立つような便りである
▼先日発表された福井県坂井市など主催の「第二十二回一筆啓上賞」の入賞作にも、寒さを忘れさせてくれる手紙が並ぶ
▼兵庫県の阿江美穂さん(62)が卒寿間近のお母さんに宛てた一文は<戦地に赴く父へと送った手紙に、金木犀(きんもくせい)の花粒を忍ばせたとか。お見それしました>。金木犀の花言葉は「真実の愛」だという。何とうるわしい香りの恋文だろうか
▼埼玉県の西田晏皓(やすただ)さん(70)が亡き妻にしたためた手紙もまた、金木犀が香るような一文だ。<おーい、お花を新しくしたぞ。活(い)け方に文句あるなら出てこいや>。天国にもきちんと配達されたことだろう。
☆ 今朝は曇り空です。今日で1月も終わりです、早いですね。
今日も皆様にとって良い一日で有りますように。☆