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1月15日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
青春とは心の若さ
“青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気にみちて日に新たな活動をつづけるかぎり、青春は永遠にその人のものである” これは私があるヒントを得て座右の銘としてつくった言葉である。当然ながら、人はみな毎年歳をとってゆく。それはいわば自然の掟である。しかし私は、精神的には、何歳になろうとも青春時代と同じように日々新たな気持を持ち続けることができるはずだと思う。その精神面での若さを失いたくないというのが、かねてからの私の強い願いなのである。特に最近は、心は絶対に老いさせないということが、個人的にも、また周囲の環境からも要請されていることを強く感じている。
【コラム】筆洗
2014年1月14日東京新聞TOKYOWeb
▼傷の手当てに使うあの白い布は、なぜガーゼと呼ばれるか。かつて織物の産地だったパレスチナの港町ガザが語源となったとの説があるらしい。皮肉なことに、ガザは紛争の地、いくらガーゼがあっても足りない町になってしまった
▼本当に怖いのは、ガーゼでは覆えない傷だ。英国の政治家は「体の傷は侮辱よりも早く忘れられる」と言ったが、侮辱というものは時限爆弾のようなものだと、パレスチナで取材して実感した
▼そこには、家に踏み込んできたイスラエル兵に、父親らが殴られ蹴られ侮辱されるのを、目の前で見せつけられた子どもたちが大勢いた。現地で子どもの心の傷を癒やそうとしてきた心理学者は言っていた。「こういう経験を持つ子どもたちが大きくなったら、どうなるか。いつか憎悪と暴力が爆発するのです」
▼西欧には「憎悪の建物は、侮辱の石で造られる」という格言がある。まさにその象徴ともいえるのが、イスラエル政府がパレスチナの人々を封じ込めるように建てた長さ七百キロもの分離壁だ
▼その壁を造り始めたのが、八十五歳で逝去したシャロン元首相。彼は入植者の子として育ったが、父親は隣人といさかいばかり起こし、不信のあまり、自分の農地を柵で囲い込むような人だったという
▼こわもてでならした政治家もひょっとしたら、子ども時代の心の傷に苦しみ続けたのかもしれない。
☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆
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