木工屋CAN(俗楽坊勘介)

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焚き火と外飯

やるかたない心

2011-06-15 16:58:14 | Weblog

「アライグマを飼っていますか」と電話がかかる。
「はい、赤ちゃんが三匹いますよ」自慢気に応える。
「アライグマを飼うのは許可が必要です、早めに許可の申請をお願いします」
と行政からの電話である。
「その許可はどこで取ると」「保険所と農何とか局(忘れた)です」
「両方で取らんといけんとね」「はいそうです、飼うのですか」
「いや、欲しいもんがおったらやろうと思うてます」
「許可を取って最後まで面倒をみれる人に譲ってください」
「、、、、、」「自分で飼われないのなら近くの動物病院に持っていってください」
アライグマの被害は深刻で行政もピリピリしているようだ。
「動物病院に持っていったらどうなると?」
「受け取り処置してくれます、無料です」
と言うので、動物病院へアライグマを持っていく。
動物病院ではアライグマがいかに厄介な動物かを説明された。
こちらにすべて任せてもらえますかと聞かれ、OKした。
後でわかったことだが、アライグマは三匹とも処分されたそうだ。
「処置」ではなく「処分」だ。
説明をよく気かなかった自分に腹が立った。
事情もわからず動物病院に連れて行ったことを後悔した。
その話を店でしていると、隣町の人が「もったいない」という。
オイラももったいないと思った。
だが、隣町の人の言うのは違っていて一匹四千円になると言うのだ。
害獣駆除で鹿八千円、猪四千円、アライグマは四千円の懸賞金。
小さくても三匹で一万二千円もらえるらしい。
三匹ともオイラによくなついていた。
1ヶ月弱の付き合いだったが楽しめた。
処分されたのは、まぁしょうがないだろう。
持って生まれた性格を恨め。
お金にしなかっただけでも堪えてくれ(許してくれ)
ローソクを灯しドラムを叩いてお別れをした。
今回は合掌なし。
いつの日か、どこかで。
再見!