木工屋CAN(俗楽坊勘介)

福岡赤村
草木染木工CAN工房
JAZZカフェ 風の杜(水休)
0947-62-3277
焚き火と外飯

 「根性ジジィとお稲荷さん」

2012-03-28 21:43:43 | Weblog

今日は定休日
敷地の高台にお稲荷さんをまつることにした。
四月一日に祈祷の先生にお稲荷様を降ろしていただく(ご神体)
ご神体にする石を決め、酒と塩できれいに洗った。
見栄ハリなのでデカイ丸い石に決めた。(後が大変だった)
なんと丸い石が倍くらい重くなったのだ。
我が敷地は元キャンプ場とアスレチックだった(40年前)
アスレチックの遊具に鳥居に似たものが残っている。
それをお稲荷さんの鳥居に決め、祠を鳥居のそばに決めた。
祠の設置場所は車をつけられる場所から40mの急斜面。
しかも、でこぼこで、ところどころに猪が掘った穴もある。
一昨年、御影石材を160トン手に入れた、それを祠に使う。
スケールでサイズを測り、祠をイメージしつつ、より出す。
仮組してみた、イイ、なかなか、イイ、どこにも無い形だ。
祠の総重量は300キロ弱だろう、それを人力で40m運ぶのだ。
背負子にくくりつけ急斜面をゼイゼイ息を切らして登る。
よく言えば運動、悪く言えば拷問が修行といったところだ。
最大の難物は70キロの石板、それが2枚。やるしかない。
人に頼ってはご利益が半減するだろう、すべて自分でやる。
それにしても70キロの石版は重かった、肩に食い込んでくる。
アルミの頑丈な背負子がギシギシと悲鳴をあげていた。
「もう一息、もう一息」と森鴎外(たぶん)の詩を口ずさむ。
腿がプルプルしている「なんのこれしき」と腿を叩く。
案ずるより産むがやすし、やればなんとかなるものだ。
祠を組み立て、少し離れて見る、イイ、思わず拍手だ。
そうだ、浮かれている場合ではない、鳥居を塗らねば。
脚立とペンキを取りに倉庫へ、倉庫までは80mもある。
脚立を担いで80mの坂を登る。御影石の後では脚立の軽いこと、軽いこと。
明日から天気が崩れそうなので今日のうちに一度塗っておかねば。
すべて終わったのが五時少し前、なにはともあれ露天風呂に薪をくべる。
肩の痛み、腰のだるさ、ふくらはぎと腿のハリが何故か嬉しい。
風呂は特別気持ちがいいだろう、酒はいつもの何倍も美味いだろう。
体力に感謝、気力に感謝、無事終わったことに感謝。
きっとお稲荷さんが応援してくれたのであろう。
四月一日からのオイラに注目してください。
好転、好転の連続カモ~~~~!
今日は大好日だ~!
「ウフフ、だね」