(1月16日、日曜日)
寒くて目覚ましの鳴る前に目が覚めた。
温度計を見ると1度、室内で1度だ、寒いはずだ。
起きてストーブに火を入れ、外を見ると真っ白、銀世界が広がっている。
顔を洗おうと蛇口をひねると水が出ない。外の雪で顔をこする。
ここに来て10年になるがこんなことははじめてだ。
外の水道(井戸水)が凍ることはよくあるのだが、、。
寒さで尿意をもよおしトイレに向かう、が思い直し外に出る。
外は腹が立つくらい寒い、愚息を引っぱりだして、
真っ白なキャンバスに腰を振ってションベンで字を書く。
バーカと書いたのだがなかなかいい字だ、自画自賛。
感心している場合ではない愚息を引っ込め身震いして家に戻る。
部屋の温度は8度になっていた、もうすぐヤカンのお湯も沸きそうだ。
お気に入りのプーアル茶にレモンスライスをいれてマッタリ。
今日は水が無いのでご神仏への挨拶は後回しにしよう。
何もやることが無い、とりあえずパソコンを立ち上げる。
坂道の雪が解けていないし、水も出ないので臨時休業に決めた。
誰も来ないだろうが一応張り紙はしよう、でも臨時休業じゃ面白くないなぁ。
男は遊び心が必要だ、『開店休業』と『居留守中』の札を作り張った。
店の外から眺める、「いいねぇ、素晴らしい」大満足、一人ニヤける。
次は何をして遊ぼうかと考えているとき便意を感じる、今日は水が出らんのや。
「よしっ!」迷わずポケットティッシュをつかみ、長靴を履いて外へ出た。
スコップを手に候補地を探す、ご神木と鶏小屋の中間、見晴らし最高の場所に決定。
手ごろな穴を掘り、ズボンを下ろしてしゃがみこむ。外でするのは久しぶりだ。
遥か向こうをチェンを着けた車が行きかうのを眺めつつ雪見グ○と洒落こむ。
完了後、雪を丸めて雪でケツの巣(肛門)を拭く「ビェ~ッ」冷たさに身震いする。
調子に乗ってまた雪を丸めてキン玉に押し当てた「ヴゥゥゥゥゥッ」鳥肌が立つ。
ケツがしっかり冷え込んできた、ティッシュできれいに拭きあげ、急いでズボンを上げる。
「フーッ!」感慨のため息をもらしつつ、何事も無かったように穴を埋めた。
スコップを戻そうとしているときに1台の車が上ってきた、友人のジムニーだ。
「なんしよるん?」スコップを持ったオイラを見て聞く。「なーんもしよらん」
車を止めた友人が掛札を見て「今日は休みなん?」「そう、俺も居らんばい」
「そこに居るやん」「居るけど居らん」「コーヒー飲ませちゃり」
「長ごう居ったらつまらんばい」「なしかい?」「暖房代がかかるけん」「分かった」
店のホールは30坪ある、電気代や灯油代もバカにならないのだ。
コーヒーを出して10分もしないうちにまた1台車が上がってきた、常連のパジェロだ。
入り口の掛札を見て「カンちゃんらしいね、こげなこと誰もせんばい」と笑う。
友人と常連さんの話が盛り上がってきた、長くなりそうな気配だ。
「もう店を閉めるばい、暖房切ってもいいなら居ってもいいけど」きっぱり告げる。
「もう無茶苦茶やけんね、こげな店は何処もないばい」文句を言いつつ帰っていった。
急いで鍵をかけて、証明を消す。さて、何をしようか?そうだ飯を炊かねば、、、。
まだ水は出ない、やむなく館の裏の沢から水を汲むことにした。
沢の水を飲むのも久しぶりだ、今は寒の水といって一番美味い時期だ。
いつもはこの時期でも沢の周りには冬イチゴが沢山あるのだが、まったく見られない。
何か音がする、見ると雄のデカイ鹿が杉林にいた、ほんの近くだ。
こちらが風下なのだろう鹿はまったく気付いていない。角が四段で素晴らしい。
鹿が向こうを向いた、いいケツをしている、美味そうだ。
鹿はケツの周りだけ真っ白い毛が生えている、何か意味があると猟師が言っていた。
沢の小石を拾って投げつける、当たった。鹿は驚いて2m近く跳ねて逃げる。
鹿は驚くと走るというよりピョン、ピョンと華麗に跳んで逃げるのだ。
今は冷凍庫が鹿や猪で満タンなので余裕をもって鹿を見送ることができる。
かくして田夫野人の雪に閉ざされた一日が平和に過ぎてゆくのであった。
開店休業にして好日。
感謝、感謝だねぇ。
駄文、長文にお付き合いくださりありがとうございます。
これに懲りずに日記を覗いてくださいませ、ませ。
寒くて目覚ましの鳴る前に目が覚めた。
温度計を見ると1度、室内で1度だ、寒いはずだ。
起きてストーブに火を入れ、外を見ると真っ白、銀世界が広がっている。
顔を洗おうと蛇口をひねると水が出ない。外の雪で顔をこする。
ここに来て10年になるがこんなことははじめてだ。
外の水道(井戸水)が凍ることはよくあるのだが、、。
寒さで尿意をもよおしトイレに向かう、が思い直し外に出る。
外は腹が立つくらい寒い、愚息を引っぱりだして、
真っ白なキャンバスに腰を振ってションベンで字を書く。
バーカと書いたのだがなかなかいい字だ、自画自賛。
感心している場合ではない愚息を引っ込め身震いして家に戻る。
部屋の温度は8度になっていた、もうすぐヤカンのお湯も沸きそうだ。
お気に入りのプーアル茶にレモンスライスをいれてマッタリ。
今日は水が無いのでご神仏への挨拶は後回しにしよう。
何もやることが無い、とりあえずパソコンを立ち上げる。
坂道の雪が解けていないし、水も出ないので臨時休業に決めた。
誰も来ないだろうが一応張り紙はしよう、でも臨時休業じゃ面白くないなぁ。
男は遊び心が必要だ、『開店休業』と『居留守中』の札を作り張った。
店の外から眺める、「いいねぇ、素晴らしい」大満足、一人ニヤける。
次は何をして遊ぼうかと考えているとき便意を感じる、今日は水が出らんのや。
「よしっ!」迷わずポケットティッシュをつかみ、長靴を履いて外へ出た。
スコップを手に候補地を探す、ご神木と鶏小屋の中間、見晴らし最高の場所に決定。
手ごろな穴を掘り、ズボンを下ろしてしゃがみこむ。外でするのは久しぶりだ。
遥か向こうをチェンを着けた車が行きかうのを眺めつつ雪見グ○と洒落こむ。
完了後、雪を丸めて雪でケツの巣(肛門)を拭く「ビェ~ッ」冷たさに身震いする。
調子に乗ってまた雪を丸めてキン玉に押し当てた「ヴゥゥゥゥゥッ」鳥肌が立つ。
ケツがしっかり冷え込んできた、ティッシュできれいに拭きあげ、急いでズボンを上げる。
「フーッ!」感慨のため息をもらしつつ、何事も無かったように穴を埋めた。
スコップを戻そうとしているときに1台の車が上ってきた、友人のジムニーだ。
「なんしよるん?」スコップを持ったオイラを見て聞く。「なーんもしよらん」
車を止めた友人が掛札を見て「今日は休みなん?」「そう、俺も居らんばい」
「そこに居るやん」「居るけど居らん」「コーヒー飲ませちゃり」
「長ごう居ったらつまらんばい」「なしかい?」「暖房代がかかるけん」「分かった」
店のホールは30坪ある、電気代や灯油代もバカにならないのだ。
コーヒーを出して10分もしないうちにまた1台車が上がってきた、常連のパジェロだ。
入り口の掛札を見て「カンちゃんらしいね、こげなこと誰もせんばい」と笑う。
友人と常連さんの話が盛り上がってきた、長くなりそうな気配だ。
「もう店を閉めるばい、暖房切ってもいいなら居ってもいいけど」きっぱり告げる。
「もう無茶苦茶やけんね、こげな店は何処もないばい」文句を言いつつ帰っていった。
急いで鍵をかけて、証明を消す。さて、何をしようか?そうだ飯を炊かねば、、、。
まだ水は出ない、やむなく館の裏の沢から水を汲むことにした。
沢の水を飲むのも久しぶりだ、今は寒の水といって一番美味い時期だ。
いつもはこの時期でも沢の周りには冬イチゴが沢山あるのだが、まったく見られない。
何か音がする、見ると雄のデカイ鹿が杉林にいた、ほんの近くだ。
こちらが風下なのだろう鹿はまったく気付いていない。角が四段で素晴らしい。
鹿が向こうを向いた、いいケツをしている、美味そうだ。
鹿はケツの周りだけ真っ白い毛が生えている、何か意味があると猟師が言っていた。
沢の小石を拾って投げつける、当たった。鹿は驚いて2m近く跳ねて逃げる。
鹿は驚くと走るというよりピョン、ピョンと華麗に跳んで逃げるのだ。
今は冷凍庫が鹿や猪で満タンなので余裕をもって鹿を見送ることができる。
かくして田夫野人の雪に閉ざされた一日が平和に過ぎてゆくのであった。
開店休業にして好日。
感謝、感謝だねぇ。
駄文、長文にお付き合いくださりありがとうございます。
これに懲りずに日記を覗いてくださいませ、ませ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます