唐招提寺の梵鐘を改めてみたが、刻印はカメラをズームにしても中々よくわからない・・。親父が何回か除夜の鐘を茶友の皆さんといっていたことを思い出す。
岩波書店奈良六大寺大観 唐招提寺1には「梵鐘 金堂と講堂との間に、東の鼓楼と相対して鐘楼が建っている。建物は近世のものであるが、中にかけられた梵鐘は、平安時代前期のものとして注目される遺品である。・・・笠形や乳の間の形式、撞座の高さ、竜頭の方向、駒の爪の出などによって、この鐘は平安時代前期の特色をはっきり示している。撞座の下部の縦帯二カ所に<南都左京>(右京の誤り)<唐招提寺>の刻銘がある。書体からすると平安後期か鎌倉前期か時期は決定しがたい。」