窯元日記復活

奈良博三昧 「重要文化財  力士立像」

奈良博三昧 「重要文化財  力士立像」1躯
乾漆造(脱活) 彩色 截金 立像
像高59.0
彫刻
奈良または中国・唐時代 8世紀 


奈良博収蔵品データーベースから「金剛力士は仏敵を威圧する武神だが、髭を蓄えた諧謔味(かいぎゃくみ)のある風貌と、独特の誇張的な身振りを備えた本像は、親しみやすく剽軽(ひょうきん)な印象を与える。天衣(てんね)・腕釧(わんせん)・首飾りをつけるほかは上半身が裸体で、右手をおろして拳を握り、左手は曲げて胸前に挙げ、五指を伸ばすポーズをとる。奈良時代に盛行した脱活乾漆(だっかつかんしつ)技法で制作され、冠の紐や天衣などの芯として用いられた銅線が露(あら)わになっている。写実的な筋骨の表現は8世紀の彫刻の特徴を示すが、類例のない個性的な作風をもつため、制作地については検討の余地がある。

(稲本泰生)
なら仏像館名品図録. 奈良国立博物館, 2010, p.123, no.167. 」

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「美術館博物館ぶらぶら」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事