住吉屋平蔵は九条何和町在住で、天明5年(1785)二月堂参籠中に信楽の職人弥右衛門に会い弥右衛門が五条山に窯を作る間太職冠の内野宅で小型窯を造り89年には五条山が開窯。岩蔵は京都で修業して、五条山に窯を造り「錦恵サン 赤膚印」で活動。光仁寺に香炉がある(奈良県美『悠久の美展』に出品された文化3年銘)。平蔵は文化10年(1813)没。岩蔵は天保8年(1837)没。写真は光仁寺蔵の香炉。