さぽーと・けあぺん(就労継続支援B型事業所 兵庫県丹波篠山市)

地域の方々と関わりながら、障がい者の方々と一緒に働き事業所を楽しみながら育てて行く日々のお話しブログです。

新しい病院

2019-07-02 09:55:23 | 障がい者、介護
昨日の母の外泊最終日、明け方から嘔吐が続きました。
前日の夜ご飯から食べれず、水を飲んでもすぐに吐いてしまいました。
新しい病院へ夜に移動する予定でしたが、
本人のしんどい様子と脱水が心配になり、連絡を入れました。
すぐに病院に戻ってきてくださいとの事。
止まらない嘔吐に不安でその言葉に安堵しました。

新しい部屋は、以前よりも狭くベットも小さめでしたが、
7階の部屋からは、丹波市の街、山、田んぼも見え母も嬉しそうな様子でした。

病状がやはり進み、先生が触診しても患部が大きく固さもましているとのお話しでした。
これからのリスクの説明を受け、延命に関してやはり、これは母の人生に関わる重要な事なので
先生から本人に聞いていただく事にしました。
私達から聞いた事もこれまでありましたが、本音を言わない事もあるのでお願いしました。

母は、先生にも延命は、望まないと返事をしたそうです。
先生から延命の事を聞かれたと母は、泣き出しました。
ちょうど、その時に病棟で仲良くなった別の患者さんのお母さんが
偶然部屋に来て下さり、
「大丈夫、先生は、念のために皆に確認してるから。うちの子どもも聞かれたからね。」と
母の気持ちに安心を与えてくださいました。

この広い世の中でしかも病院で短期間の間に素敵なご縁がありました。
同じような病気、家族としての悩みを共感しているから
お互いに何気ない会話にも心温かい気持ちになります。
つい最近には、患者さんのおじちゃんとも仲良くなりました。
母のお見舞いと仲良くなったご家族とおじちゃんに会うのがとても楽しみです。
昨日の病院の移動、本当によく頑張られましたね。お疲れさまでした。