さぽーと・けあぺん(就労継続支援B型事業所 兵庫県丹波篠山市)

地域の方々と関わりながら、障がい者の方々と一緒に働き事業所を楽しみながら育てて行く日々のお話しブログです。

山頂

2019-07-14 06:56:51 | 障がい者、介護

母の週末の外泊で今回は、三方五湖に連れて行きました。
緩和ケア病棟の寄り添うケアをしてくださる看護師さんが
これまでほとんど歩けなくなった母に室内のトイレに歩いて行けるように
取り組みをして下さってわずかな距離でも歩けた事に母の自信をつけ
私達も本当に助かりました。
外泊するためには、母の車椅子からの立ち上がりや車の乗り降りが最低限必要でした。
先生にもそれを相談し、がん患者さんの為のリハビリが始まり、
先生との話しで同席されていた看護師さんが考えてくれていたようです。
ご飯もほとんど食べられなくなって、小さくなった母ですが、本当によく頑張っています。
この日、三方五湖のある福井県は、昼から90%の降水確率で景色見れない覚悟でしたが、
自称晴れ女の母、この日も雨に降られる事なく観光を楽しんでました。

だんなさんと息子はリフトで、母と私はケーブルカーに乗って山頂公園の頂上に行きました。
ケーブルカーは、母と二人きり。
景色の話し以外、お互いに話せませんでした。
これまでの感謝を伝えたいけど、泣いてしまうのが怖くて私は言えませんでした。
あと何回こうした時間が過ごせるかな。
これが最後になるのかも知れないといつも感じて母との時間を過ごしています。

山頂にある「幸せの鐘」を4人で一緒に鳴らしました。
カップルだけでなく親子でも和合の意味があるそうです。