次々と発見される系外惑星。
1995年発見のホット・ジュピターから始まり最近のニュースでは2007年4月25日、欧州南天天文台発見の「グリーゼ(Gliese)581」と呼ばれる恒星のハビタブル・ゾーン内で、地球型惑星を発見したことを発表。恒星系のハビタブル・ゾーンから地球型惑星が発見された。ちなみに「グリーゼ581」は太陽よりも小さく、赤色矮星に分類される恒星らしい。
またESAやNASAなどは7月11日、スピッツァー赤外線宇宙望遠鏡による再観測で、太陽系外惑星「HD 189733b」から、水(水蒸気)を示すデータを確認したことを発表した。今年2月21日では、この系外惑星には水(水蒸気)は存在していないという驚くべき観測結果が発表されたが、結局これを否定する形となった。「HD 189733b」はこぎつね座方向に位置し、恒星の近くを回っている、いわゆる「ホット・ジュピター」に分類される系外惑星である。木星よりやや大きく、表面温度はおよそ700度で、公転周期は約2日である。今年初め、系外惑星「HD189733b」と「HD 209458b」に対する観測が行われ、得られたスペクトルから水(水蒸気)を示すデータはなかった。しかしその後、別の観測チームがハッブル宇宙望遠鏡を使って、「HD 209458b」を再度観測した結果、水の存在を示唆するデータを見つけたことにより、ESAのGiovanna Tinetti氏が率いるチームもスピッツァー赤外線宇宙望遠鏡を使って、「HD 189733b」を再度観測した結果、今回の観測結果が得られたという。これまでの理論では、「ホット・ジュピター」の大気には水(水蒸気)、酸素、炭素などが含まれていると考えられ、今回の観測はそれを裏付ける結果となった。なお、この記事の詳細は今週の「ネイチャー」にも掲載されている。
宇宙人は本当にいるのかと言う子供の疑問に対し、かのホーキングはこう答えた。
『この宇宙には、我々のような知的生命体が存在しうる惑星は、約200万個あると考えています。』するとその子供は物怖じせず、さらにまた、ではどうしてそうした宇宙人は地球に来ないのですか?と質問した。それに対してホーキングは真剣に、次のように答えたという。
『さきほど約200万個あると言いましたが、彼らが我々と同時に存在するとは限らないのです。宇宙の年齢に対して、人類が誕生してからの時間など、ほんの一瞬のことなのです』
ホーキングは別の機会にこうも言った。
『宇宙人が遠くはるばるこの地球に来れるような文明を持ったならば、きっと宇宙人は自らの文明を壊してしまうだろう。だから地球に宇宙人は現れない。』
記憶は不確かだけれどもこんな感じだったと思う。ホーキングは優しい宇宙物理学者だ。
最新の画像[もっと見る]
- 思うこと 建築現場監督と楽団指揮者 13年前
- 「人は探求をやめない。そして、探求の果てに元の場所に戻り、初めてその地を理解する(T・Sエリオット)」 14年前
- ライナーノーツ (for N GM) 14年前
- ライナーノーツ (for N GM) 14年前
- ライナーノーツ (for N GM) 14年前
- ライナーノーツ (for N GM) 14年前
- ライナーノーツ (for N GM) 14年前
- ライナーノーツ (for N GM) 14年前
- ライナーノーツ (for N GM) 14年前
- ライナーノーツ (for N GM) 14年前