今日は驚いた。航太郎のベネッセの教材、『ふしぎはっけんえほん』の中にいろいろな動物の耳についての説明があった。昆虫などは眼の脇の方に有る哺乳類と違い、お腹や足にあるのはなんとなく覚えていたんだけれど、鳥類のふくろうの位置についての記述にびっくり!。顔の両脇にあることはあるのだけれども左右の耳の高さが違うらしい。
生物の驚愕すべき形態について紹介している本『ヤモリの指』を見た後だったこともあって、(ちょっとしたことだけれど)この耳の高さの違いにはなるほどと唸らせられた。ふくろうなんて結構身近な動物だと思ってたのにこんなことも知らなかった。
夜行性のふくろうの場合、夜間狩をするのに強力に鋭敏な眼と同様に鋭敏な耳に頼らざるを得ない。彼らは音も無くスーと飛んできてねずみなどの小動物を捕まえる。その際、獲物の動きから生ずる微かな音を頼りに距離と方向を立体的に掴む為、耳の位置は左右非対称という構造になっている。彼らの羽毛は柔らかく、風切羽の周囲には綿毛が生え、はばたきの音を和らげるので、ほとんど音を立てることなく飛行できる。調べてみたらこの仕組みは日本が誇る、新幹線の500系パンタグラフに応用されているそうだ。
生物の構造を研究し、それを応用していこうとする動きのことをバイオインスピレーションと言うそうだ。生物たちの自らが持つ驚愕すべき技術をものにできたら、より私たちの環境負荷をあまりかけない技術になるような気がします。
このふくろうの耳のちょっとした出来事を思うに、やはりここに行き着く。
物事の本質はよく観察し、考えなければ見えてこないのだということを示している。時には違う角度、時にはそのものになりきって、時には違う光で見ないと本当の姿は見えてこないのだ。これは科学だけでなく社会も一緒。
生物の驚愕すべき形態について紹介している本『ヤモリの指』を見た後だったこともあって、(ちょっとしたことだけれど)この耳の高さの違いにはなるほどと唸らせられた。ふくろうなんて結構身近な動物だと思ってたのにこんなことも知らなかった。
夜行性のふくろうの場合、夜間狩をするのに強力に鋭敏な眼と同様に鋭敏な耳に頼らざるを得ない。彼らは音も無くスーと飛んできてねずみなどの小動物を捕まえる。その際、獲物の動きから生ずる微かな音を頼りに距離と方向を立体的に掴む為、耳の位置は左右非対称という構造になっている。彼らの羽毛は柔らかく、風切羽の周囲には綿毛が生え、はばたきの音を和らげるので、ほとんど音を立てることなく飛行できる。調べてみたらこの仕組みは日本が誇る、新幹線の500系パンタグラフに応用されているそうだ。
生物の構造を研究し、それを応用していこうとする動きのことをバイオインスピレーションと言うそうだ。生物たちの自らが持つ驚愕すべき技術をものにできたら、より私たちの環境負荷をあまりかけない技術になるような気がします。
このふくろうの耳のちょっとした出来事を思うに、やはりここに行き着く。
物事の本質はよく観察し、考えなければ見えてこないのだということを示している。時には違う角度、時にはそのものになりきって、時には違う光で見ないと本当の姿は見えてこないのだ。これは科学だけでなく社会も一緒。