今日の読売新聞の『編集手帳』より
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投資ファンドは盛んに『企業価値の向上』と言ったが、もっと具体的に説明してくれないとわからない。『株主が会社の所有者』だとも言う。経営者は株主の代理人であり、株主の財産を増やす為に義務を果たさなければならない、という英米の考え方だ。
一方で社会経済学者ロナルド・ドーアさんの著書『誰のための会社にするか』によると、経営者は株主や従業員、下請け会社、債権者、顧客、地域社会の利害を勘案すべきだとする考えがある。実践している企業も少なくないだろう。
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英米合理主義の中にもこんな考え方をしている人がいる。経済学について、よくわからないところもあるが、その学問について、いつも思うことは胡散臭さだ。今回、各社の株主総会では経営陣とファンドの攻防が注目されたのだが終わってみたらなんとなく経営陣が勝ってるなと思う。
日本には日本に適した会社のあり方があるんだ。素晴らしいこの日本の文化、多様性に諸外国の考え方が圧勝するなんてまっぴらごめんだ。西洋文化を持ち上げることしか能のない一部のメディアの方々、そしてそれを餌にビジネスをする皆さん、そして何か改革となればすぐにカタカナ語を使用して目を眩ませる官庁の方々、もっと日本をつきつめよう。
だけど、一筋縄ではいかないな。ぼくはそれに対してどう対峙していくんだ!?
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