The Notebook Of Things I Don’t Know About

日々遭遇した出来事について、あれこれ考え、想像してみる。
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2/6 1971年の今日 ブラックホール発見

2008年02月06日 22時13分41秒 | 宇宙
 ブラックホール (Black hole) は、重力が強く、光さえも抜け出せない領域のことを指す。大質量の恒星が超新星爆発した後、自己重力によって極限まで収縮することによって生成したり、巨大なガス雲が収縮することで生成すると考えられている。ブラックホールの境界は、事象の地平面 (event horizon) と呼ばれる。一般相対性理論では、厳密にはブラックホールは、『時空の他の領域と将来的に因果関係を持ち得ない領域』として定義される。

 ブラックホール自体を直接観測することは、これまで成功していないが、周囲の物質の運動やブラックホールに吸い込まれていく物質が出すX線や宇宙ジェットから、その存在が信じられている。銀河の中心には、太陽質量の106〜1010倍程度の巨大ブラックホール (super-massive black hole) が存在すると考えられており、超新星爆発後は、太陽質量の10倍〜50倍のブラックホールが形成すると考えられている。最近、両者の中間の領域(太陽質量の106〜1010)のブラックホールの存在を伺わせる観測結果も報告されており、中間質量ブラックホール (intermediate mass black hole; IMBH) と呼ばれている。

数式上は、すべての物質を飲み込むブラックホール解と相反するものとしてホワイトホール (white hole) 解が存在する。


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