我が家の下の子。
今日から「息子」と書いていきます。
我が家の息子はお調子者で、甘えん坊で、外遊びから帰ってくると靴の中が砂だらけで、ポケットの中には小石やどんぐりが入ってて、虫が大好きで、ラキューや折り紙も大好きで、最近は「世界一難しい漢字」を調べてノートに書きこむことに夢中になっています。
そして我が家の息子は片付けが大の苦手で、忘れ物が多く、私たち夫婦が会話をしていると「それって何?」と割り込んできて、何か課題に取り組んでいる時、物音や話し声が聞こえてくるとそちらに気を取られてしまいます。常に「好奇心」のアンテナがピリピリしています。そして、もう一度言っちゃいますが本っっっっっっっ当に!!!!!忘れ物が多いです
筆箱の鉛筆→まともに揃って持ち帰ってきたことがありません。定規は「定規戦争」で何本も折りました。消しゴムは鉛筆の銃弾をうけて穴だらけです。
傘→小学校に入ってから何本か買い替えました。いま使っている傘は持ち手のカーブ状になっているところがボッキリ折れてありません。かろうじて持てるのでそのまま使わせています。
給食袋、上履き→金曜日は帰宅後もう一度学校に取りに行くこと数知れず。
連絡帳の文字→ミミズが代筆してくれたのかな?と思うほど…かろうじて解読できる字で書いてきます。ノートもそうです。
同じクラスの面倒見の良い女の子に机の中、ロッカーの中の片付けを手伝ってもらい、たまったプリント類を紙袋いっぱいにして持ち帰ってきます。大抵その日の夕方は担任の先生から「プリント沢山もたせましたから~www」と連絡がきます
もちろん連絡帳には「(忘れ物をさせないよう)家庭でも声掛けをしています。」等のやりとりはしています。担任の先生は昨年今年と同じ先生なので息子の“個性”を理解してくださっていると思います。個人面談や電話のやりとりで「ご迷惑ばかりおかけしてすみません」と謝ると「いやぁ。大丈夫ですよ。お母さん。私は〇〇くんの良いところもいっぱい見てますよ。」と仰ってくださいました。
先生は息子が1年生の時に「問題行動」を起こしていたことも知っています。
私が育児相談、スクールカウンセラー、その他教育や育児に関する相談窓口に相談をして、「もう相談する場所がない!」だってどこに相談しても「出来たことをほめてあげましょう」「もう少し様子を見ましょう」って回答なんだもん!!と八方ふさがりなことも知っています。
「今はだいぶ落ち着いて課題に取り組む姿も見られますよ。ただやる気のある時とない時のムラが激しいですけどねー」
「やる気のない時は必ず授業中にトイレに行きますよ。2回くらい行っちゃう時もありますw。でもそれで彼の“気持ちのスイッチ”が変わるなら私はそれもいいと思っています。」
「クラスで誰かが落とし物を見つけると“あ、それ〇〇のじゃね?”って〇〇くんの机の上に置いてくれますしw。」
あっけらかんと(私にはそう感じました)話す担任の先生。
聞いてるこちらは体中の毛穴から変な汗が出そうです受話器を持つ手も湿ってきます。本当に穴があったら入りたい
それでも息子は担任と相性がいいのか、注意されたり、叱られても「〇〇先生とこんなことして遊んだよ」と楽しそうに話してくれます。
うーーーん。
うーーーーーーん。
このままいつもの「様子見」でもいいの?
男の子を育てる先輩ママは「筆箱の中身は3年生くらいになれば揃えて帰ってくるよ」「男の子の傘と運動靴は消耗品」「学校で何やってきてるか全然わかんない」「朝登校して、残さず給食食べて、ケガなく帰ってくればそれでよし」と話していました。
「男の子ってそんな感じだよ。」「男の子あるあるだよ。」
我が子も「男の子あるある」なのかな…
そんな今年の3月。学期末。
息子が持ち帰ってきた成績表をみて愕然としました。
成績表を開いて左側(学習面)はまぁまぁ良かったんです。苦手な算数も音楽も頑張っていたようです。
ところが。
成績表を開いた右側(生活面)がオール「できない」だったのです。
今までも「忘れ物」や「整理整頓」については「できない」でした。
しかし、今回はオール「できない」
「友だちとの協力」や「ルールを守る」も「できない」
忘れ物や整理整頓が「できない」だけじゃなかったの?
友だちと協力“できない”の?ルールを守ることも“できない”の?
友だちと外遊びしてくるじゃない。靴の中砂だらけにして、マスクしているせいか真っ赤な顔で「ただいまー!」って約束通り5時までに帰ってくるじゃない。
どうして?
なんで?
苦手な事も少しずつ向き合えるようになって。
お調子者だけど、意外と小さい子に優しくて。恥ずかしそうに好きな女の子の事を話してくれたじゃない。
コロナ禍の不便な生活の中でも「楽しいこと」「興味があること」を発見して、限られた範囲だけど伸び伸びと成長して。
そんな君が「できない子」?
私は先生がつけてくれた成績表を見て、悲しいとか悔しいとかそんな気持ちは少しもありませんでした。
むしろ、息子の失敗談をあっけらかんと話し、「でも〇〇くんのいいところもいっぱい見てますよ。」と話してくれる先生です。
オール「できない」という評価には本当に驚きました。
「できない」息子が、この先どうしたら、どうやったら少しでも「できない」ことを自己解決していけるか…
「生きにくいな」と感じた時、どうしたら、どうやったら「生きにくさ」を受け入れ、別の視点から見ることができるか…
息子と相性がいい(と、私たち親子は思っています)先生が評価をしてくれた「できない」という成績表は「もう“様子見”ではいけませんよ」と私たち親子の背中を押してくれたような気がしました。
お久しぶり過ぎるブログになりました
2021年の夏。
未だに終わりが見えないコロナがあって。
史上初“無観客”でのオリンピック、パラリンピックが開催されて。
地球温暖化の影響なのか…各地で水害が発生して、いま現在も台風14号が西日本を横断しています。
そして我が家も我が家史上最大級の出来事が多々ありました。
乗り越える壁の多さよ…「いまウォール何の壁乗り越えてるの!?」と。“子育ての悩み”という名の巨人たちを駆逐できたのかな?こうして今はふざけた事も言えますが、本当に忘れられない夏でした。
また少しずつブログに吐き出していきますので、よろしかったらお付き合いください