小学校1年生の頃からコツコツ貯め、大切に使っていたお小遣い。
そのお小遣いの使い方が今年の春頃から急に荒くなった娘。
その日も「お小遣いは持って行かない」と言ったのに、ポケットの中には財布に入れない状態でお金(お札)が入っていました。
娘いわく「みんなもこのくらい持ってきている」とのこと。
「へぇそうなのね!!」頭に血がのぼっていた私はよく確認もせず学校に電話をかけ、担任の先生に話をしました。
先生は「夏休み直前ですし、学校でもお金の使い方について子ども達に話します。」と…。
電話を終えた私は「今日は遊びに行かないで。約束してる友達に行けなくなったと連絡しなさい。」と言いました。
娘が友達に連絡を入れたあと、怒りのゲージが少し下がってきた私は改めて娘に尋ねました。
私「どうしてこんなお金の使い方するの?」
娘「みんなもこのくらい持ち歩いてるから」
私「もしかして友達にお金を貸したりしているの?」
娘「それは絶対ない。誰とも貸し借りしていない」
私「(小学生が外遊びの時に持ち歩くにしては)金額が大きいじゃない。何に使うの?」
娘「・・・」
私「ママ、前から少し気になっていたんだけど…最近少し体重増えてない?女の子だし、こんなこと言われたら嫌だろうと思って言えなかったけど。習い事に影響しちゃうんじゃないかって心配してたよ。」
「この間、あなたの服のポケットからドーナツを買ったレシートが出てきたの。別に買い食いしちゃだめとはいわないけど、学区外のお店にまで行かなくちゃだめなの?3個全部一人で食べたの?」
「ママはあなたに“あれするな・これするな”ってダメダメ言いたくないよ。今までも言ってこなかったよ。」
「だけどね。あなたが何かコソコソしても、どうしてかわかっちゃうんだよ。持ち物をひっくり返して確認しなくても、なんでかわからないけどわかっちゃうんだよ。だって、あなたのママだもん。」
「もう一度聞くけど、何にお金を使ったの?」
すると娘は小さい声で話し始めました。
ゲームセンターで使った。
ガチャガチャで使った。
コンビニのクジ引きに使った。
そして
ファーストフード店で使った。(肉付きがよくなった理由はこれか…。)
ゲームセンター、ガチャガチャ、コンビニのクジ。
娘の部屋からは景品で取ったアニメのグッツがいくつか出てきました。
そうこうしているうちに習い事に行く時間となり…。
娘を習い事に送っていく車の中はなんともいえない沈んだ空気が澱んでいました。
家に戻ると夫が帰宅していたので事の顛末を話しました。
夫は「俺、明日朝起きたら髪の毛全部抜けてるかも…」と冗談交じりで言いましたが、内心は私以上に衝撃を受けショックだったと思います。
我が家は訳あって祖母、叔母、伯母、義理姉妹など“女手”のない家です。夫の家は親族関係の付き合いがほぼ皆無の状態。そして一人っ子の私は母と連絡を絶っています。
以前、娘と“思春期”について話すことがありました。娘には「これからあなたの心がどんどん大人になっていくにつれ、ママには言いにくいこともあると思うの。そんな時は〇〇先生や〇〇さん(共に娘が幼いころからお世話になっている方)にお話を聞いてもらいなさい。」と教えました。
夫も娘の習い事について、ついつい熱が上がってしまうことがありましたが「自室が欲しい」と言い出した娘のために部屋の準備をしたり、コロナで自粛中の夏休みも“なにか思い出つくりを…”と考えていたり、娘が生まれた時、いえ、私のお腹に命が宿った時から“子ども”の事を大切に考え、想ってくれました。
「裕福な暮らしは出来ないけど、子ども達に寂しい思いをさせないように。」
私たち夫婦が一番大切にしている“想い”です。
2人の子どもを分け隔てなく育てている…といいつつ。
夫にとって娘はまさに「目に入れても痛くない」存在だと思います。
いつだったか、私が「〇〇もいつかお嫁にいっちゃうのかな?」と言うと「うう…」と呟いた夫の肩が本当に“ガックリ”と落ちました。「うわぁ…人間って本当に肩が“ガックリ”落ちるんだ…」と思いました
そんな娘の
私たちの娘の
私たちが知らない娘の姿。
どうしたら娘との関係をややこしくさせずにこの問題を解決していくか。
翌日、担任の先生から電話がかかってきました。
「娘さんと仲の良い友だちから事情を聞いたのですが、Zくんから“おごれよ”みたいな形でお菓子などを買って渡していたそうです。」
Zくん。
低学年の頃から“ヤンチャ”で有名なお子さんの名前が出てきて…私の心はざわつきました。
ブログをご覧いただきありがとうございます!
なんやかんやと学校から電話がかかってくる息子と違い、娘は今まで電話がかかってきませんでした。
そんな娘の初トラブルにZくんの名前が出てくるなんて
Zくん…1年生の時、初めての授業参観に行ったら教室の一番後ろでノートや筆箱の中身をぶちまけて床に寝っ転がっていました。別件で学校を訪れた時は教頭先生に抱きかかえられていました