息子が家を出る1か月ほど前。
「言って聞かせるなんて生易しい事を言ってられない問題行動」を数回繰り返していることについて、児童相談所に相談に行っていました。
息子の様子を数か月分時系列にまとめ、今まで相談に出向いた窓口、かかりつけの発達外来の通院歴、服用している薬なども紙に書き、できる限り準備をして児童相談所に出向きました。
学校、スクールカウンセラー、子育て相談…ありとあらゆる相談窓口に出向き、どこに行っても「できたことをほめましょう」「様子を見ましょう」で終わり。そしてコロナ禍…。もう“相談”と名前が付くところは「児童相談所」しかありません。
児相での相談日は息子と一緒に行きました。
息子には「相談員さんになんでも思っていることを言っていいんだよ。」「最近お母さんに怒られることが多くなってつらいってことも言っていいんだよ。」と伝え、親子別々で面談を受けました。
私は自分の面談の時、「息子との向き合い方がわからなくなってきました」と正直に話しました。
息子の特性は薬を飲めば治るものではありません。
いくら声掛けをしたからといって気づけるものでもありません。
だからと言って大目にみたり、甘やかしたりしてはいけません。
「言って聞かせるなんて生易しい事を言ってられない問題行動」はきちんと叱らなければいけません。
息子は社会に出て自立する日がきます。
まだ小学生の息子です。たくさんたくさん可愛がりたいし、息子の喜ぶ顔が見たいし、一緒に笑いたい。
でも、私の目の届かない範囲に息子の“社会”が少しづつ広がってきました。
だからこそ、今わたしにできることを知りたい。息子の頭の中が知りたい。そんな気持ちで面談を受けました。
それぞれの面談後、息子に「ママもあなたも良くなるといいね。」と話しながら帰りました。
この頃私は「家庭」と「学校」と「児童相談所」は「報連相」の情報共有がしっかりできる関係だと思っていました。
しかしこの考えは後に大きな勘違いだとわかり、息子の処遇に大きく影響します。
そしてこの面談の約1か月後。
親子で衝突してしまい、息子は家から出て行きました。
数日後には2回目の面談が控えていました。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
そりゃまぁ、思春期になれば盗んだバイクで走りだしたり、夜の校舎窓ガラス壊して回ったり。…しちゃダメだけど!!
親に内緒でギリギリの危ない橋を渡る時もあると思います。特に男の子はやんちゃなことをして親や先生にこってり絞られることだってあるでしょう。(私自身は尾崎豊の曲を聴き、紡木たくの漫画を読む程度でしたが)
前々回のブログにも書きましたがこれからについて希望はありませんが、絶望もしていません。
会いたいな、声が聴きたいな、と毎日思っています。