我が家の子どもたちは学校のほかに「学習教室」に通っています。(受験に向けての「塾」ではなく、「補習」を目的に通っています。)
学習教室も毎日「宿題」があり、国語や算数のプリントを家でやって提出します。
昨日、学習教室の先生から電話がありました。
「〇〇(下の子)、宿題のプリントの表はやってるんだけど、裏をやってなかったり、問題集のページを飛ばしてやってたり…お母さん、お家でも様子を見てもらえますか?」
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーーーーン!!!!!
最近は特に問題なく、落ち着いてきたかなぁ?と思ってた下の子に黄色信号が点灯しちゃった!?
私が学習教室の先生と電話をしていると気づいた下の子はみるみる表情が曇っていきます。
「あぁお母さんに怒られる…どうしよう…」と言わんばかりの表情です。
私は先生に学習教室ではどんな様子ですか?落ち着いて勉強に取り組んでいますか?と尋ねました。
先生は「以前に比べてだいぶ落ち着いていますよ。なので(宿題をキチンとできなくて)余計に心配しています。」と教えてくれました。
うん…それならよかった。まだやり直せる。さて…どうしよう。どうしてあげたらいいんだろう。
以前の私なら先生との電話が終わった途端に烈火の如く怒鳴り散らして、自分でも感情が抑えられなくなって、言葉の暴力で下の子を傷つけたと思います。下の子もそれをわかってるから表情が曇っているのだと思います。
もう私はそんな姿を子どもに見せたくないし、子どもに「叱られる=恐怖」と思ってほしくありません。
でも、ここで所謂「子育てHOW TO本」やネットで「子育て 勉強 声かけ」なんて検索して必要以上に情報を仕入れてしまったら…今度は私がパンクします。絶対。
コロナで学校が休校だった時、テレビやネットで他所様の家の勉強方法やステイホームの過ごし方を見て「あぁ…あたし全然できてない。どうしよう。」と悩んで焦ってイライラして…結果パンクしました。
ピリピリとアンテナを張りすぎるとポッキリ折れてしまう。ポッキリ折れたら糸が切れた凧のようにフラ~っと飛んで行ってしまう。
下の子の性格はわたしそのものです。こんなDNA似なくていいのに…
「HOU TO本」にもネットにも頼らないで自分の考えで子育てしなくちゃ。たとえ他の人に「それおかしいよ」と言われても…だって私の子どもだもん。
学習教室の先生との電話が終わって。
私は下の子に「宿題がちゃんと出来ていないところがあるんだって。明日取りに行ってきなさい。お母さんも一緒に見てあげるから。」と言いました。
下の子は「え?それだけ?」みたいな顔をしていました。
ちょうどその時下の子は学校の宿題(漢字の書き取り)をしていたので、「丁寧に漢字が書けるようになったね。学習教室の宿題もできるよ。」と声をかけました。
すると下の子は「なんで勉強しなくちゃいけないの?」と聞いてきました。
あぁ…この質問がきたか。なんて答えればいいんだろう。なんて答えればこの子の琴線に触れることができるんだろう。
立派な大人になるため?
努力する練習?
困難な壁が立ちはだかった時に乗り越えられる力をつけるため?
抽象的な言葉で伝えてもこの子にはまだ理解できないだろうな。
私だったら…もし私が子どもの頃、母に同じ質問をしたら、なんて答えてもらったら納得したかな?
いろんなことを「否定」されて「反対」されてきたけど、あれもダメ、これもダメって進む道を塞がれてきたけど…
本当は母にこう言って欲しかった。
「あなたは自由なんだよ。なんにだってなれるんだよ。大丈夫。お母さんが応援してるから、頑張ってごらん。」
私は下の子にこう言いました。
「大人になった時“職業カード”がいっぱいあった方がいいじゃん。勉強を頑張ると“カード”が増えると思うんだ。」
お菓子のおまけカード、動物園などの入場券、乗り物1日券など、何かと“カード”物を収集する癖がある下の子。大好きな“カード”に例えたら伝わるかな?
電車の運転手カード、昆虫博士のカード、大工さんのカード、お魚屋さんのカード、おもちゃを作る人のカード…
自分次第でなんにだってなれるんだよ。自由なんだよ。どんな道だって歩けるんだよ。その道のスタート地点にはお母さんがいるから。「いってらっしゃーい!」って旗をふって立っているから。
明日は下の子と一緒に学習教室の宿題を取り組みます。
全集中するためのおやつも用意しました。富岡さん…力を貸してください!!
「応援ボタン」等ありがとうございます!また「ブログ村」よりお越しの方もありがとうございます!
向き合って、寄り添って、ちょっと離れたところから見守って…子育ての力加減って本当に難しいです。
勉強する意味を「カード」に例えて、下の子がどこまで理解できたか正直わかりませんでも理由も説明もせず、頭ごなしに「そんなの知らないよ!とにかく子どもは勉強しなさい!」なんて絶対に言いたくなかったんです。かと言って、変に小難しく「勉強とは~…」と語りたくなかったし。(そもそも小難しい言葉が出てこない)
数日前、夫が「ママちゃん(夫は私をこう呼ぶw)最近ブチ切れなくなったね」と言ってくれました。その言葉が嬉しかったです。まずは私自身が「平常心」でなければ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます