感謝無くして成功なし
感謝の定義(Wikipediaより)
感謝(かんしゃ、英:Gratitude,thankfulness, gratefulness)とは、優しさ、贈り物、手助け、好意、その他の厚情を受けた人物がそれらを施してくれた贈り主に向けて示す、ありがたいという気持ちやその感情を表すポジティブな反応である。
NPO法人化に向けて取り組んでいた時の話。
どうしてNPO法人にこだわるのか?と言うと
1番大きいメリットが社会的信用を得られる事だ。都道府県より承認を受ける訳だから行政からも信用を得られる事ができる。
2番目に会計の明瞭化。NPO法人は総務省HPで公表され、事業、会計、など全てが可視化されている。
私が知る、今は亡き任意団体の全ては信用を無くした事で悲しい末路を迎えている。
特にお金に対しては、驚く様な噂やデマまで横行する。〇〇が持ち逃げした。◯◯が使い込んでいた。などなど。
他人の不幸は蜜の味と思う輩は少なくない。
定かで無い根拠に基づき
団体トップには強烈な怒りの矛先が向けられ、組織としての信用をも失墜せられる。
そして最後には消滅と言う悲しい末路を辿る。
それほど組織運営には信用が重要となる。
話を戻すと、
法人を設立にあたり、10人の正会員の登録が必要となる。
当時はたった10人を集めるのにも凄く苦労をした。
副業が当たり前になりつつ現在だが、たった8年前では、非営利のNPO法人の会員であっても副業と見なす企業も少なくは無かった。
日本初の取り組みに、前向きだった当時の仲間にも就業規則の折り合いが合わず、会員になる事が出来ないと言った事例もあった。
当時の仲間の中には野心家も居た。日本初の取り組みを利用し自分の名前を売るチャンスを伺う為に近寄ってくる輩も居る。その輩の野望は就業規則と言う鉄の掟に阻まれた。
鉄の掟に向けるはずの怒りの矛先が我々NPO法人へと向かう。
法人化に対し、期待と希望の他に野望・野心までも満ち溢れていたと言う事だ。
今でも良く質問される事に、正会員と賛助会員の違いを聞かれることがある。
正会員には総会での議決権があり、賛助会員にはそれがない。
つまりは、釣り人主導の釣り場つくりを行う法人運営に、自分の意見を反映させる事が出来るかどうか。
神河C&Rでの釣りを楽しむだけでなく、釣り場つくりに自分の考えを持ち入れ実際に行うことが出来ると言うのが最大のメリットだ。正会員にはその最大のメリット与えられている。
そうした機会を失った者の不満と怒りは法人化に向けて始動している役員会へと向けられる。
NPO法人化に賛成していた正会員候補者にまで悪影響を及ぼし、法人化する必要が無いとまで言い出したのだ。
人の欲望の成せる技。
不満は留まる事を知らない。法人化を反対するメンバーの声は次第に大きくなって行く。
ここまで来ると、何を言っても意味をなさ無い。
苦渋の決断。反対したメンバーには賛助会員となってもらう様にお願いした。
正会員集めが振り出しに戻った。
そんな時であっても人との繋がりを大切にしてきた。
法人設立の知識もなく、行政や特定中間NPO法人へも設立相談に時間を費やした。
仕事を持ちながら、法人設立に対し仲間への協力を乞うのに多大な労力と時間を費やした。同じ仕事を持つ皆さんなら、時間を作る事の大変さは理解して頂けると思う。
また、釣り場つくりを始めた当初は今の様に活動に対し理解を得られる事も少なく、地域住民から釣り人への偏見も大きかった。
『駐車場で洗車して、水道を出しっ放しにしていた』
『釣り人が路上駐車している』
『ゴミを釣り人が捨てている』
『釣り人がトイレを使って汚した』
突如現れた釣り人と言うよそ者に対して、ある事ない事、釣り場近くの地域住民の不安は不満へと変わり、そして苦情へと変わって行く。
これから同じ様な活動をされる方にはとても重要な要因として、我々の経験を活かして貰いたい。
苦情が入れば、すぐさま地域へと足を運び事の成り行きをお聞きし、釣り人の仕業ではないと確信しつつも、それら怒りに対しても頭を下げてお詫びを申し上げ、釣り場作りについての理解もお願いした。
こう言った見えない所でのイザコザや問題解決の積み重ねが地域と釣り人との信頼関係、そして我々NPO法人の信頼となり、今に繋がっていると思う。
感謝の気持ちは当時も今も全く変わっていない。
今日はここまで。
それじゃ、皆さん
いってらっしゃい‼️
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