2011年秋
兵庫トラウトファウンデーション(任意団体)を立ち上げ 『神河C&Rエリア』を開設
11年前のあの日、心の中の何かが大きく変わった。
何を為すべきか、何が出来るのかを、何度も何度も自分に問いかけ続けた。
平凡な日常の有り難さや故郷への愛、人との繋がりや感謝の気持ちを深く感じた。
当たり前だと思っていた事が奇跡である事だと言う事も思い知った。
どれだけの人が涙し、悲痛な叫びを耳にし、心から悲しみ、人を思い遣る気持ちを持っただろう。
日本だけでなく世界が【絆】で結ばれた。
力を合わせ復興に邁進する人々の姿から
夢や希望が困難に立ち向かう原動力である事を学んだ。
しかし、月日が過ぎ日々の生活や忙しさから、あの日の衝撃やあの時感じた気持ちや記憶、感謝の心は薄らいで行く。
そして、平穏な日々が続く事が当たり前の事と錯覚し、些細な事にも不平不満を漏らす。
11年と言う歳月。
不条理ではあるが、死を意識すると命の有難さを知り命は輝く。
そして、希望に向かって困難に立ち向かう勇気が湧き上がる。
TV画面の向こう側から、瓦礫とかした街が映し出され、抱き合い涙し、凄惨さが映し出される。
1人の独裁者の為に多くの人の命や財産が奪われている。
平和が奇跡であってはならない。
未来が絶望であってはならない。
夢と希望が溢れる未来が全ての人に訪れる事を願う。
昨日、2022年3月11日
中播磨地域ビジョン検討委員として、2050年の未来に向けての目標つくりの役割を終える事が出来た。
皮肉な話だが、あの日の出来事が無ければ、一歩足を踏み出す勇気を得ることや沢山の経験と多くの人との関わりを得る事も出来てなかったに違いない。
だからこそ、
明日の為に今日を精一杯生きることが
生きている私たちの役割りだと強く感じる。
東日本大震災ならびにウクライナで被害に遭われた人々に、心よりお見舞いとご冥福をお祈りします。
*画像は策定に携わらせていただいた
中播磨地域ビジョン2050 冊子表紙
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