田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

正月三日は久留米成田山へ

2025年01月13日 | 日々の出来事

 一昨日は町内のどんど焼きが行われました。各家庭から正月飾りを持ち寄って火に焚べます。この行事が済むと正月も終わりです。

 3日には成田山久留米分院へ出かけました。初詣も三日目ともなると人出が少なくなります。階段は大理石で、滑らないよう注意書きが出ています。

 本堂には寄進者の大きな木札がずらりと掲げられています。地元企業のほか政治家の名前も。大観音像にはダイヤモンドや翡翠、水晶などの宝石が嵌め込まれるなど世俗的な寺です。参詣者からすればご利益がある気がするのでしょう。寺なのに賽銭箱の前で柏手を打つ人が多い。この次に成田山が賑わうのは節分祭の豆まきです。

 本堂から眺めた風景。遠くに見えるのは高良台地。明治時代から軍用地で、いまは市内にある陸上自衛隊幹部候補生学校が使っているようです。中学生になってすぐ高良台まで遠足した時、成田山があるこちらの浦山丘陵を遠望しました。その頃は開山して間もなくで、大伽藍や巨大な観音像はありませんでした。

 台所の吊戸棚を整理していたら古い電熱器が出てきました。昔のニクロム線タイプです。しばし手に取っていて、ふと小鍋立てをしようと思いつきました。小鍋立ては作家で食通でもある池波正太郎の随筆によく登場します。

 さっそく一人用の小鍋を探して数軒の店をはしごしました。あれこれ思案し、初めに考えていた土鍋ではなく、肉厚で背が低い金属製の鍋を買い求めました。後の始末や収納を考えると、そちらの方が扱いやすい。いまは具材や出汁を試しながら小鍋立ての晩酌を楽しんでいます。池波は、具を何種類も入れずにシンプルなのが好みだという。私は湯豆腐が好きですね。普段は焼酎党ですが、小鍋立てには日本酒の熱燗が似合いそうです。

 

 

 

 

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