田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

「世界のつばき館」 新春の椿展より(上)

2025年01月17日 | 季節の花巡り

 草野町の「世界のつばき館」で新春の椿展が開催されています。 つばき館は小さな施設で、外観や色は大正期に建てられた近くの旧中野病院をイメージしています。

 館内には約100品種の椿が展示されていました。久留米つばき園で採取したものですが、広い園内で私が探しだせるのはこの数分の一です。照明の関係で実際の花の色とは微妙に異なります。少し紹介します。

 早咲きの洋種椿は少ないですね。

 「ジェリー・ドナン」 アメリカ

 「梅ケ香」 兵庫県  「白西王母」 石川県 

 「加賀象嵌」

 黄色い椿は中国原産の「金花茶」が知られていますが、この椿も黄色が入っています。

 「グランサム椿」 中国原種椿

 「白乙女」 久留米  「絞笑顔」 久留米

 「大錦」 熊本県

 「秋月」 久留米

 「凱旋」 長崎県

 「初光」 久留米

 「慶運」 熊本県

 「長春」 静岡県

 「秋の調べ」

 「加賀侘助」 石川県

 縁が薄くなったとはいえ、1月は餅を食べる機会が多いですね。岩波書店の広報誌「図書」今月号に、もち食文化の記事がありました。東日本の角餅、西の丸餅文化はよく知られています。話は大学教授の著者が現在住んでいる角餅文化圏の静岡県でのこと。久しぶりに正月に丸餅が食べたくなり、年の暮れに乗り気でない近所の餅屋に無理を言って注文したそうな。だが届けられた丸餅は大きさが10センチもあってびっくり。さすがに雑煮の具としては大きすぎる。そういう時には小餅と言えばよかったと別の餅屋に教えられたそうです。

 

 

 

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