<社説>検事定年法解釈変更
国家を私物化したいのか
2020/2/18 06:01 (JST)
©株式会社琉球新報社の見事な社説を紹介します。
私が言いたいことを実に要領よくまとめてくれました。
法治主義を踏みにじる暴挙と言うほかない。これがまかり通れば、「安倍1強」どころか、独裁への道を開くことになる。
黒川弘務東京高検検事長の定年延長を政府が決めたことを巡り、安倍晋三首相は従来の法解釈を変更したと明らかにした。
定年延長は国家公務員法を適用した措置というが、1981年の衆院内閣委員会で人事院幹部は、国家公務員法が定める定年制は検察官には適用されないと答弁していた。
安倍首相は検察官について「国家公務員法の定年制は検察庁法により適用除外されていると理解していたものと承知している」と認めた。その上で「なお検察官も一般職の国家公務員であるため、今般、検察庁法で定められている特例以外については一般法たる国家公務員法が適用されると解釈することとした」と言明した。
専門家は「立法時に国会で説明した法解釈は、誤りが判明したことが分かったときなど、特別な事情がない限り変更は認められない」と指摘している。
法律に基づき、法律に従って行政を行うのが法治国家の基本だ。内閣による恣意(しい)的な解釈の変更は、法制度の安定を揺るがす。
定年延長は、首相官邸の信頼が厚いとされる黒川氏を検事総長に就任させる人事を前提にした特別扱いとみられている。息のかかった人物を検察のトップに据えることで政権中枢への訴追を避ける狙いがあるのではないか。
というのも、前法相とその妻の公選法違反疑惑、IR汚職事件、安倍首相主催「桜を見る会」を巡る疑惑など、政権を取り巻く状況は疑惑のオンパレードだからだ。
検察には本来、こうした疑惑の解明に立ち向かい、違法行為を摘発する責務がある。政治から高度な独立性が求められるのは言うまでもない。この役割を無視し、支配下に置こうとする動きは、国家の私物化以外の何物でもない。
定年延長は、検事総長人事だけではなく、検察全体の人事にも影響する。検察庁はこれを許してはならない。検察の不偏不党・厳正公平の姿勢が揺らげば、権力者の手先にもなりかねない。
首相官邸が省庁幹部の人事を握った結果、首相や周辺の権力が強まった。森友学園、加計学園の問題を契機に、多くの国民が「安倍1強体制」に厳しい視線を注ぐようになった。しかし状況は改善するどころか、政権の暴走が目立つようになった。
今回の露骨な検察人事への介入はそれを物語る。
内閣が立法の趣旨を無視して勝手に法解釈をねじ曲げることは、許されない。法を制定した立法府をないがしろにする態度は尊大の極みだ。
与党内から問題視する動きが表れないのは、国会議員の質の低下を象徴しており、危機的状況と言えよう。
さらに付け加えさせてもらうと
安倍総理は、意図的に黒川氏の定年延長を図り、
検事総長人事のご褒美の見返りに、検察全体の人事をも私物化し
「桜」問題で 検察の力が及ばないように もっと言えば逮捕されないように
またもや自分に都合のいい恣意的な法解釈をして 唐突にごり押し閣議決定と
穿った見方をしてしまうのだが、図星なのかもね。
安倍総理の「桜」問題の国会答弁が 真実だと思っている国民は殆どいないはずだ。
大半の方が、そんなことあり得ない「ウソだ!」と判定しているはず。
刑事告発の動きも増大していることから、
安倍総理は 検察の力が及ばなくなるように 自ら防波堤を築いたといえないだろうか。
しかし、こんなこと許したら、法治国家ではなくなる。
じわじわと独裁へ 悪政が続くことになる。
「桜を見る会」は 総理大臣が 税金を使って 選挙の支持固めをした疑惑だが、
もはや疑惑ではなく 安倍総理が どうしても認めないだけの話。
今回の露骨な検察人事への介入は
「桜」問題の疑惑<完全に黒だから>から逃れるためのものとして
セットで捉えると 黒い悪巧みが、よく見えてくる。
おまけの追記:
2月17日、「桜を見る会」にからみ、立憲民主党の辻元清美氏が安倍晋三首相を追及した国会の衆院予算委員会。そのさなか、辻元氏は斜め後ろに座る石破氏を振り向き、「石破さん、頑張ってや」と語りかけたのだ。
「辻元さんとは安全保障やテロ対策の問題で、常に国会で論戦を繰り返してきた。いわば論敵なんだけど、辻元さんからしたら、私は逃げない、ウソは言わない、ひっかけたりもしない、という意味で信頼があるんだと思います。『頑張ってや』というのは、桜を見る会だって自民党の中からきちんと批判が出なきゃおかしい、という意味でしょう」
自民党内で「時を待つ」石破氏へのエールとも受け取れる。
辻元氏は桜を見る会前夜に開かれた夕食会を巡り、会場になったANAインターコンチネンタルホテル東京側からの回答と、安倍首相の答弁に食い違いがある、と厳しく追及した。
国民民主党の原口一博国対委員長は言う。
「辻元さんはホテルの広報から回答をメールでもらった。広報は会社の公式見解を示すわけです。安倍首相はホテルの営業から『営業の秘密』という回答を得たと言っていた。でも自民党が安倍事務所から聴き取りした文書の中にはそんな文言はなかった。つまり安倍氏は話を足しているし、作っているんです。安倍さんは“詰んでいる”と思いますよ」
安倍首相と辻元氏の応酬をみて、石破氏は首をかしげる。
「安倍総理は一人ひとりとホテル側との契約だったから明細書はなかったという説明。これについても、ホテル側から『一般論としては明細書を出しますが、当然、例外はございます』という回答があれば、この問題は済むことなんです。それがなぜできないか、ということでしょう」
そのうえで苦言を呈す。
「今までは、自民党もひどいけど、当時の民主党に比べればまし、という消極的な選択で選ばれていたが、だんだんと野党のほうが筋が通っている、と見られるようになってきた。
「黒川問題」に対する皆様のコメントアラカルト
三権分立はどこに行ってしまったのでしょうか…
これで黒川のおっさんが検事総長になったら
政治屋は誰も起訴されない
不起訴連発だろうな
ヒュールリー、ヒュールリララ
聞き分けのない女です。
それが、モリマサコだな。
森法務大臣の答弁見苦しい、可哀想
それを人ごとのように、シラーと聞いてる安倍
許せん、全部あんたのせいで振り回されて
罪の意識ないのか?
いい加減にせーよ
自民党次の選挙惨敗するぜ?このままだと。それわかってるかな?こんな酷さなら震災のときに何もできなかった野党と変わらないのでは?、もしかしたらあれから野党は成長してるかも?と思えてきた。少なくとも私は自民党には投票できません。もう安部政権勘弁してくれレベル。
コロナウイルス問題でウヤムヤにしてはいけない
黒川自ら辞退すりゃいいのに。
この黒川氏は、現政権にとって非常に都合の良い人なのだろう。是が非でも残したい意図が見える。
安倍さんも良心の呵責というものは、まったく無いのでしょうか?
最終的にこの混乱の責任を負うのは、野党と有権者だと言い出しすかもしれませんね
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