カモシカさんの山行記録・旅日記etc.

山は心のふるさと。登山(アルプス~低山まで)・ハイキング・小旅行の気ままな記録です。

「哲」してみますか? 前半

2009-04-29 | 小さな旅

「京都 出会い旅~⑦」<クリックで戻る>

 京都 出会い旅⑧ 

   哲学の道を辿る 「人は人 吾は吾なり」

 

 

 もう何度歩いたことか。それでもまた歩きたくなる約1・8キロの小道。

 哲学の道は北は銀閣寺から法然院下を通り 
 南は若王子神社に至る疏水べりの小道で、日本の道百選にも選ばれている。
 哲学者西田幾多郎が散策、思索にふけったといい、この名がつきました。

大正12年、橋本関雪画伯夫人によって両岸に植えられた桜で花のトンネルができ、川面に散り流れる花びらも「花筏」となりひとしおの風情があります。

 秋も風情ある哲学の道ですが、やはり春の桜でしょう。

 

 なんと河津桜が一本、咲いていた!

 

 まだ細い幼木だ。近年植えられたものと思われる。

 河津桜の存在を知らない人も多く、独特の濃いピンク色に感嘆の声を上げつつ盛んにシャッターを切っていた。

 

 ソメイヨシノの並木はまだまだであった。

 所々にオオシマザクラの見頃の木があった。

 銀閣寺から200メートルばかり南へ行くと、左手に小さな地蔵尊が見えてきます。

  その名も、幸わせ地蔵尊

 幸せ地蔵京都観光哲学の道ガイド

  拝むと幸せになると信じられています。
  京都哲学の道で、幸せを祈って幸せになれたら最高ですね

 

 幸わせ地蔵さんの前はこんな様子でした。↑

 ソメイヨシノの花に代わって、ミツマタの花が満開の見頃であった。

 

 「都をどり」のポスターが何ヶ所かに張り出されていたが、
 生憎ソメイヨシノはこの日にはまだ蕾であった。

  

 哲学の道の満開の桜並木も心の目で見るしかないのであった。

     ←満開ならこんな感じだ

 

 桜が期待外れだったので、ちょっと華やかな場所へ・・・。

 

 あぶらとり紙で全国的に有名な「よーじや」のカフェ
 哲学の道の中間くらいに位置し、ちょっと一休みしたくなる距離にあります。
 旧家屋をそのまま利用した座敷スタイルで、日本庭園を眺めながら
 カフェタイムを堪能できます。

 よーじやカフェ
 「よーじや」のあのマークが抹茶カプチーノに!

 さてさてどうやって飲もうか崩すのがもったいない!

 お庭を眺めながら、ほっと一息入れましょう。

 

 こじんまりとした庭園ですが、京都らしい風情が感じられます。

 

 「よーじや」カフェの千晴ファンクラブ会員、着物姿のお嬢様方!

 

 「よーじや」カフェを出ると後半の小道にはいくらか桜がほころんでいた。

 少し寄り道をしましょう。(いつもは素通りしてしまいますが)

 

 いきなりのお出迎えは一本角の漫画チックな狛犬様?

 ぶらり旅には、そそられるお出迎えですね~!

 目的の場所は、大豊(おおとよ)神社

 

 大豊(おおとよ)神社は哲学の道の南端より少し手前に位置する小さな神社です。
 平安時代初期に創建された社です。

 

             日本で唯一の「狛ねずみ」がいる神社です。Img_0001

大豊神社の末社 大黒社 七福神と縁結びの神さまですが、ここに狛鼠が鎮座してます。

《大黒主命を祀る。「古事記」の中に野火の危機からねずみが救ったと言う神話に基づいている。

右側は学問を表す巻物を持ち、左は豊穣や薬効を象徴する水玉(酒器)を抱え、子宝を育んでいる形でもあります。

P101016301053

 

 

                    

 一番の見どころ・・・それは2匹の狛ねずみ!

 2匹の狛ねずみがいるところは縁結びの神・大国社です。
 (ちょっとわかりにくいけど、一番登りきった所の右側にあります。)

 

   学問を表す巻物を持ってます。(右)

 本当にに野火から大国主を救ったのか?と思うほどかわいい。

  <狛ねずみの他に狛サルと狛トビもいます。>

 日本で唯一狛犬じゃないのは大豊神社だけなんだそうです。

 

 

 向って左側のねずみは豊穣・薬効・長寿を表す酒樽(水玉)を抱えてます。
 子宝に恵まれたい人も訪れるようです。


 何故ねずみか? 「古事記」の神話の中に

社の祀神の大国主命が野火(山火事)で危機一発の時に、ネズミが現れて彼を救った・・・という話に由来するそうです。

 それにしてもこ このねずみちゃん、(ねずみ様?)かわいい!

 

 大豊神社の千晴ファンは、板橋在住のぐーぐーガンモさん。

 マスコットはピンクパンサーだそうです。

 

 メイン通りに戻ると程なく見頃の桜の大木が一本。

 その脇を緩やかに登ると 「熊野若王子神社」(くまのニャクおうじ)

 

 哲学の道の終点・若王子橋のすぐ近くに佇む神社。

後白河法王が永暦元年(1160)に熊野権現を勧請したのが始まりで、熊野神社・新熊野(いまくまの)神社とともに京都三熊野のひとつに数えられる。
今では、道中安全祈願や進学、縁結びの神様として若い人にも人気を呼んでいる。

またサッカー日本代表のユニフォームでおなじみの八咫烏(やたがらす)が梛の葉を加えているマークはこの神社のシンボルだ。
辺りは、室町時代に足利尊氏・義政が花を愛でる宴を開いたといわれる桜の名所。また秋には一面鮮やかな朱に染まる紅葉の名所でもある。

 

 鳥居脇の御神木の梛

 神社のパンフレットには「御神木の梛で作ったお守りは、

 種々の悩みをナギ倒すとして大変喜ばれております。」と、あります。

 

 正面から見た 拝殿

 

 手水舎付近から見た 拝殿
 

 

 哲学の道もいよいよ終盤。 

 ここでも満開の桜はイメージと併せ技一本での楽しみです。(笑

 

 永観堂の前を過ぎ、

 

 名物「ゆどうふ」の提灯の前を過ぎると程なく南禅寺だ。

 南禅寺といえば食通の方では“湯豆腐”である。このお店が目に入ると南禅寺はすぐそこだ。

 

 お気に入りの南禅寺到着。

 哲学の道から石川五右衛門の「絶景かな、絶景かな・・・。」で有名な三門を仰ぐ。

 

 「京都 出会い旅~⑧」:「哲」してみますか? 後半 に続く。


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2 コメント

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京都散策春も良いですね (じもら~)
2009-05-01 21:52:17
こんばんは。
京都は、秋って思っていましたが
春も良いですね。
千晴ファンの方々も嬉しい出会いですね
所で、お体大切に。無理をなされないように。
続きも楽しみにしております(^^)
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じもら~さん ( カモシカ)
2009-05-01 22:14:17
京都はいつ訪れてもすてきですよ。
(真夏だけはさすがに暑そうですが、、、)
桜が満開のときは人も多くなりますが、私のように咲き初めだとまだ静かに歩けます。

今回の出会いはまだまだありますよ。
3日目、そして4日目なんていうのはうふふふ。。。お楽しみに!

GW前にして医者通いですが、治療も峠を越えました。発症は免疫力の低下。。。疲れ、睡眠不足続きましたから。じもら~さんやK嬢もお元気でね!
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