うつくしきもの
小さなカニ
お散歩の途中、目の前を横切る小さな物体?
近づいてみるとカニだった。
すばやい動きであるが、捕らえることができた。
手のひらで しばらく遊ばせて見る。 くすぐったいよ~~♪
そうだ、写真に撮っておこう。
そっと手の空間に入れて しばし家に連れ帰る。
大きさの比較用に 洗面器に1円玉を載せて撮影を試みる。
じっとしていてくれないので、なかなかピントが合わない。
ちょっとボケていますが、お散歩で出会った可愛いカニさんなので紹介します♪
1円玉の直径は、2cmなので 甲羅の大きさがお分かりですね。
うふふふふ、くすぐったいなぁ~~♪
駿河湾で獲れるタカアシガニの馬鹿でかさと対照的である。 ↓
*大きなオスの個体ともなると足を広げた場合には3mにもなる巨大なカニです。
清少納言が見たら、「うつくしきもの」の1つに加えられたことであろう。
*小さくて可愛らしいもの*
枕草子 「うつくしきもの」 (第151段)より
うつくしきもの瓜(うり)にかきたるちごの顔。雀の子の、ねず鳴きするにをどり来る。二つ三つばかりなるちごの、急ぎてはひ来る道に、いとちひさき塵(ちり)のありけるを目ざとに見つけて、いとをかしげなるおよびにとらへて、大人などに見せたる、いとうつくし。頭(かしら)は尼そぎなるちごの、目に髪のおほえるをかきはやらで、うちかたぶきてものなど見たるも、うつくし。・・・・以下略。
うつくしきもの[第百五十一段]
―口語訳―
かわいいもの。
瓜に描いた赤ちゃんの顔。
スズメの子に、人がちゅっちゅっとネズミの鳴き声を真似して呼ぶと踊るように寄って来る様子。
二つか三つくらいの子が、いそいそとハイハイして来る途中で、とっても小さなチリがあるのを目ざとくも見つけて、とーーってもかわいい小さな指でつまんで、大人に、コレコレ!と見せている様子は、非常にかわいい!メロメロよーー。
髪の毛をおかっぱ(おかっぱと言っても毛先は肩にはついてるわよ)にした子供が、目に髪の毛がかかっているのを(邪魔じゃないの?って思うけど)払いのける事もしないで、首をかしげて何かを見ている姿も、かわいいわねぇ~。
無事、写真撮影が終了。 再び出会った堤防に出向き そっと放してやりました♪
大きくなれよ。 元気でね。 バイバイ♪
猫拾ってきました・・・なるほど~^^
そして千晴ちゃん、とっても残念でなりません。いつかホンモノに会いたいなぁ、と思っていたのに・・・
カニさん、かわいいですね。我が家の近くにある川の付近にもカニが歩いていて時々目の前を
横切っていきますよ。駅の近くなのに蛍もいるし、時々ここは大阪か?と思ってしまいます。
猫は 尻尾の動きが面白かったので拾ってきました 笑
千晴もeriさんと山でコラボしたかったと・・。
猫も千晴もカニさんも「うつくしきもの」でした♪
河口付近だとアスファルトの堤防の上をカニが横切りますね♪eriさんのお家の近くでも見られるんだね!最近は各地で蛍が復活してきましたが、駅前ホタルとなるとすごいね!
このモノトーンの生物を見て『美しきもの』ととらえられるその感覚が羨ましいっす!!
確かにそう言われてみるとかすかな濃淡の縞模様が美しく感じてくるから不思議ですね、私が川原で見つけたら、なんじゃ?この黒いの??で終わってしまそうで怖い(笑)
そんなに持ち上げられても何も出ませんよ~。笑
「うつくし」は、現代の美しいではなく「小さくて可愛らしい」の意にウエイトがあります。
足の動かし方も可愛いのよ~♪
Bさんに一票~
カモシカさんは、詩人だ!!!(^o^)
枕草子懐かしいなぁって思いましたよ
そういえば古典って得意じゃなかったんでした
真面目に勉強しなかったから^_^;
かにさん 可愛らしいですね!
唐揚げにしたいなんて思いませんでしたよ(汗)
私ってヒドイ・・・
まだ幼いカニなので、よく観ると透き通っています。其処に縞々の紋様が♪
もう少し成長するとハサミで挟まれて痛いけど
まだまだとってもくすぐったかったです。
しばらくぶりに紐解くといいなぁと感じますね。現代にも生きる普遍性を兼ね備えた古典は得意不得意に関わらず、入試問題とは別に読み返してみると案外面白いですよ。
>唐揚げにしたいなんて
矢車草さんの素敵なお弁当を飾るなら、カニも本望でしょう。やっぱカニは美味しいもん♪