けんけんブログ -guide diary-

国際山岳ガイド近藤謙司の冒険案内記!
“ハイキングからチョモランマまで”

全員C2到着。そしてC3目指します!

2018-05-17 13:11:43 | AGエベレスト&ローツェ&ロブチェ登山隊2018

飯田橋留守番隊です。

連絡がなく、どうしたものかと心配しておりましたが、本日、日本時間01:03にけんけん隊長、衛星電話からの連絡ありました。

15日はサオリも一緒に青年チームとC2まで入り、泡爺は予定通りC1ステイ。降雪もあり大変な中、21時頃C2に到着したそうです。そりゃみんな疲労困憊だし「恐ろしい」寒さだったらしく、夕食も食べずに就寝。それで連絡できなかったそうです・・

C4までの荷揚げが天候理由で捗っていなかったので、21時に到着したにもかかわらず、チェパたちは夜中の1時に起きて荷揚げ開始。本当に彼らあっての遠征隊なのです。

16日はネパールスタッフは荷揚げに行ってしまうし、プラチリは泡爺と一緒だし・・・・ということで、昨日のランチまではけんけん隊長がキッチンボーイを兼任!「朝からすげーたくさん水作ったよ!!」と、ご苦労様です。ランチが終わる14時頃にプラチリと泡爺がC2到着。全員揃いました!

午後は雪が降りましたが夕方にはやみ、しっかりレストできたようです。

そんな中、上部キャンプに荷揚げに行ったチェパたちがなかなか戻らず、現地時間21時ごろC2に無事戻ってきたのです。そんなこともあり、こちらへの連絡もなかなか出来なかったのかもしれません。プチアクシデントはちょいちょいあるものの、みんな元気に上がれているのは嬉しいですね。ブログに応援コメント入れてくださった方々のお名前はけんけん隊長に伝えましたよ!

そして最後になりましたが、訃報です。

この春のエベレストで一人目の死者が出てしまいました。AG隊でも時々お世話になっていたネパール人のランパブさんです。14日にエベレストに登頂した中国人をサポートしていました。その時にランパブさんご自身の酸素が無くなり、けんけん隊長の言葉を借りると「頭がおかしくなったみたい」で、帽子とザックが残されていたそうです。

謹んで心よりご冥福をお祈り申し上げます。

隊員には、今は山頂を踏んでいるいいイメージだけを描いて、集中力切らさず上を目指して欲しいです。そして、隊員、ネパール人スタッフ含め全員が無事下山することしか願えません。皆様、引き続き応援よろしくお願い致します。

※ちなみに本日よりAGデナリ隊も出発します!こちらも無事登頂下山を!