しっぽなのうつうつ

お写真、勉強中♪

サンゴ草を見に行く旅②

2022-10-05 17:27:42 | つぶやき
2022年10月1日。朝。
赤いサンゴ草と白いウミネコに後ろ髪を引かれながら、眩しい朝の陽ざしを受けて、今度はサロマ湖方面へとハンドルを切る。

目的地のワッカ原生花園には、サロマ湖とオホーツク海の間にある細長い砂州を通る「竜宮街道」がある。端から端まで20Kmもあるけれど自動車は通れない。だからと言って、怖気づいてはいられない。「ワッカネイチャーセンター」で、用意周到にレンタサイクルが用意されているのだ!乗るしかないじゃないか!!!



・・・とは言うものの、早起きと昨日の疲れが残っているせいか、コンビニのパンで朝食を済ませると眠気が襲ってきた。仮眠を取っていると、やけに暑くて目が覚めた。日差しがガンガンと車に差し込み、気温が上がっている。
「おお、やばい!熱中症になるところだった!」
時刻は10時。この季節の道東にしては、やけに暖かく、予想最高気温は、なんと29℃。
日光湿疹が出来やすい体質なので、半袖でサイクリングは無理。Tシャツに長袖のシャツを重ね着して、首にタオルを巻いてネイチャーセンターで自転車を借りた。

レンタサイクル、大人650円。
説明を受けると、2時間ほどの行程になりそうだ。
(ワッカ原生花園の詳しい情報はこちら )
私の記事は、基本観光情報ではありませんのであしからず。

ネイチャセンターを出発し、軽やかに自転車をこいでいくと道が左右に分かれる。左へ行くとサロマ湖第2湖口、右は海と湖を眺めるサロマサイクリングロード。
まずは左に曲がり、ススキ野原を眺めながら自転車をこぐ。この道は、しばらく海も湖もみえないけれど、時々、海辺に下りられる細い道が出現する。


変な人と遭遇・・・笑


サロマ湖第2湖口の橋から見た海。

走り続けると、やっとサロマ湖畔に出て「花の聖水 ワッカの水」という湧き水がある。その近く、東屋で休憩。(湧き水についてはググってね、写真わすれた苦笑)


ここは、竜宮街道の先の竜宮の世界か・・・いや、居たのは、乙姫ではなく、疲れ切った中年おばさんだった!

竜宮街道は湧き水が終点なので、ここで折り返して戻ることになる。

日差しは変わらず強く、湖が眩しい。


行きは、湖が見えなかったけれど、帰り道では遠く湖の光を望めた。

そして、先ほど左右に分かれた分岐点を通り過ぎ、今度は、海と湖を眺めながらサイクリングロードを走り続ける。こちらは、結構起伏がある上、海風が生温かい。自転車をこぐことに必死で、写真を撮る余裕もない。帽子の中は汗まみれ。途中、我慢できず腕まくりをした。
この日、網走では30℃を超えたという。暑いわけだ…老体には、ホントきつかった。


慰めてくれたのは、ハマナスの赤い実。

やっとの思いで戻ってきたら、空には雲が広がって来た。


ここで夕日を狙うつもりだったけれど・・・、大丈夫か?

ネイチャーセンターの駐車場に停めた車に戻り、汗を拭きながら、またパンをかじり、夕方のお天気を心配しても、まだ午後1時。ここで、ただ落日を待つのも勿体ないと考えていると、ウミネコに対する未練がふつふつと湧いてきた。

「また戻るのか・・。」
いつもいつも、本当にいっつも、行ったり来たりの癖が抜けない。

ここから能取湖までは車で30分ほど。ウミネコと遊んでから戻っても、夕日には間に合うだろう。
コンビニで飲み物を調達したり、ガソリンを入れたり、多少寄り道をして、またまた能取湖へ到着。


どんだけ能取湖、好きやねん!

でもって、ウミネコと遊ぶ♪


やけにくちばしが赤いな、本当は黄色っぽいはずだけど・・・


うぎゃー!!!ピ、ピ、ピント~~~!

グスッ・・・どうせ、どうせ、こんなもんよ…、私なんか、わたしなんか~~~っ




観光バスが到着すると、ウミネコは飛び去った。


少し待てばウミネコは戻ってくると思うけど、そろそろワッカ原生花園に戻って夕日を撮らなくちゃ。

これで、サンゴ草とウミネコとはお別れ。いっぱい失敗しちゃったけど、ここは良い思い出の場所。
赤いアッケシソウが見られたし、白いウミネコと遊ぶことが出来た。

観光客が「意外と大したことなかったね。」と囁きながら歩いていた。
もっと、一面真っ赤に染まる広大な風景を想像していたのだろう。ネットなどで紹介されている写真は、青空や夕日とのコントラストが素晴らしい。そんな写真を知っていても、私は十分感動できたのに、その人は、せっかくここに足を運びながら、感動を得られない。
ちょっと可哀そうだな、と思った。美瑛の青い池でも同じ経験をしたことがある。

「写真って、合成してるんだね。本物、そんな青くないじゃん!」って言ってる女性とすれ違ったことがある。
天候や光の条件によって、風景の見え方は全然変わってくるのに・・・、本当に素晴らしい一瞬を捉ええることが出来るのは、写真家の努力の賜物なのだ。
もちろん、合成に近い写真はいっぱい出回っているけれど、せっかく名所に来たのに、落胆を持ち帰るなんて気の毒だな。

この場所に立った時、「今の景色はこれ、朝はどう見えるだろう?夕方は?もっと晴れたら?いつかまた、ここに来て、違う景色も見てみたい。」と思えれば、旅は格段に楽しくなると、私は信じている。



そうそう・・・
今朝、この駐車場で、2-~3人の若い男性が看板を見て不思議そうにしていた。


「これ、どういう意味だ?方言かな?」

おそらく「車椅子の方は、こちらのスロープから参道に行けますよ。」という意味だと思うけど、男性は、車椅子の事を「アッケシソウ」というのだと思っているらしい。
サンゴ草=アッケシソウ、だと知らないのだ。

どうにも我慢できず、
「アッケシソウは、これです。」と、赤い湿地を指さした。
「え?」
「アッケシソウ、別名サンゴ草。」
「あぁ、そうなんですね!」

男性たちは、自分たちの勘違いに苦笑いしていた。

つづく・・・


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サンゴ草を見に行く旅 ①

2022-10-05 00:05:30 | つぶやき
2022年9月30日、私は旅に出た。
目的は、網走市近くの能取湖でサンゴ草を見る事。その日は夜勤明けで、自宅に戻ったのは午前10時半。それから2時間ほどの仮眠を取って身支度して、母の愚痴を聞いていたら午後1時半になってしまった。マップアプリで調べると、旭川から能取湖までは3時間15分ほどの行程になるから、午後5時頃の日没前の夕景に間に合わせるには結構ギリギリだ。

きちんとした食事をとる余裕はなく、車中で夜勤の夜食で残したパンやお茶を口にしながら、愛別から「旭川紋別自動車道」」に乗り、ひたすら東に向かって走り続けた。自動車道は遠軽が終点、そこから、佐呂間町を経由して常呂町を通過、能取湖「卯原内サンゴ草群落地」に到着するまでの間、つるべ落としの太陽がずっと気になっていた。

「道の駅 遠軽 森のオホーツク」でトイレタイムを取った以外は休みなしの運転で、お尻が超痛い!

無事目的地に到着すると、西日がサンゴ草を照らしていた。

しっぽなが映っています。(おじさん、じゃないよ笑)


ここはウミネコが飛来して、赤と白のコントラストが美しいのですが、なにせ、写真のうでが・・・ね 笑
飛び回るウミネコを撮るのは、手振れもあって、何枚とってもピントが合わない。そのうち暗くなってきて、その日のウミネコ撮影は諦めた。

今回の旅の予定は2泊3日。すべて車中泊の気ままな旅だ。
寝る場所を思案すると、トイレや就寝中の安心(一応女子なので・・・)を考慮すれば、道の駅が最適!となる。
網走市に向かい、「道の駅 流氷街道網走」でコンビニ弁当を食べていると、無性にお風呂に入りたくなってきた。
普段、夜勤明けの日は、家に戻るとすぐにシャワーを浴びてから仮眠して、夕方から家事を始めるのだけれど、今日はシャワーの時間を惜しんで直ぐにベッドに入ったので、夜勤の汗を流せていない。運転の疲れを取るためにも、お風呂屋さん♪を探すべき!
けれどネット検索すると、網走にスーパー銭湯のような施設はなく、小さな銭湯を一軒見つけた。少し考えて、もう一度検索。
すると、網走湖畔に温泉宿があり、日帰り入浴が出来るらしい。
「よし、行ってみよう!」

地図を見ると、網走市というのは、海と湖(能取湖、網走湖)に挟まれた土地なのだな、、、と、今気づいたりして。
国道39号、網走湖畔を南下すると、暗闇の中に輝くお宿が見えてきた。
「網走湖畔温泉 網走湖荘」ネーミング、そのまんまで分かりやすいね笑

結構大きなホテルで気が引けたけれど、恐る恐るフロントドアを開けると、中から従業員の年配の男性が低姿勢で迎えてくれた。
「あの・・・、お風呂だけ、いいですか?」
「日帰り入浴は、別の入り口から受け付けてます。建物の横から少し入ったところに駐車して、専用の入り口をご利用ください。」

言われるままに専用の玄関からお宿に入ると、お風呂はなかなかの広さで、しょっぱーい食塩泉でとても温まる。
入浴料は700円!「お得だな!」と思える良いお風呂でした。
御宿の詳細はこちら
今日は夜の暗闇でよく分からなかったけれど、日中なら湖畔の風景が美しく望める御宿でしょう。

汗を流し、体も温まり、夜勤と運転の疲れが一気に癒されたところで、車中泊の場所を再び思案。湖畔の宿の駐車場から空を見上げると星が見える!

「どこで星を撮ろうか?」
「そういえば、サンゴ草の群落地には公衆トイレがあったな。」

駐車場が完備されていて、トイレがあって、でも静かなところ・・・。
星空を撮って、車の中で寝て、日の出のサンゴ草の風景も撮れる・・・。

ということで、逆戻りの道をたどり、再び能取湖卯原内へと向かった。行ったり来たり・・・はいつもの事!!!

そして、湖畔の空は、星が綺麗だった。



ただ、水辺の湿気は半端なくて、すぐにカメラのレンズが曇ってしまう。ウミネコ狙い同様、星狙いも失敗撮影の連続だった。
でも、撮影をしている、という時間が、とても幸せ。

湿気はどんどん増して、着ているコートが濡れてくる。このままでは、カメラの内部もやられてしまいそうだと感じたところで、撮影は中止。
車中泊の準備を整えると0時を過ぎていた。疲れていたので直ぐに眠りについたけれど、早朝3時に自然と目が覚めた。

ブルーアワーの星空が撮れるかな?と期待して、撮影準備した。


そして、朝日がサンゴ草を染める・・・

設定もピントも、なんか上手くいかないな・・・でも太陽はあっという間に登ってしまった。



明るくなってくると、ウミネコがまた姿を現すけれど、やっぱり写真は難しい。ウミネコだけを狙うなら、いつまでもここでチャンスを待つけれど、今日は別に予定も立てている。
赤と白の景色はうまく捕らえられなかったけれど、いつかまた、出会える時も来るだろう。



そうして、能取湖を背にして、次に向かうは、常呂町の原生花園。

その日、道東方面は、この季節にしては記録的な暑さとなる・・・。
そんな準備、してないのに・・・。


つづく・・・
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春を楽しむ花の旅♪

2022-05-19 15:20:55 | つぶやき
旭川は感染の状況が結構厳しくて、仕事にもその影響が出ています。
職場の介護施設で、体調が悪くなり入院することになった入居者が抗原検査で陽性が出て騒ぎとなってフェイスシールドやポリエプロンを装着することになり、結局PCR検査では陰性だったと入院先の病院から連絡があってホッとしたものの、終日フェイスシールドの着用は義務となり、気候は温かくなっているので、顔を覆われていると息苦しくて、汗だくで業務を行い、老体はヘトヘトであります。

これは一度息抜きをしないと心が折れてしまう!ということで、小さな旅に出ることにしました!

夜勤明けの日。その日は、なるべく家事をさぼり仮眠を取って体を休めて、夜はお風呂に入ってすぐ寝て、その深夜、ごそごそと起きだした。眠い目をこすりながら「今頃、深夜巡回の時間だな。」などと、業務の事が頭に浮かんで慌てて首を振り思考を排除。カメラや飲み物・おやつを車に積み込み、暗闇を走りだしたのは2時半頃の事。無料の高規格道路、旭川紋別自動車道を走り、目的地は上湧別のチューリップ公園。ついでに海の日の出も見ようと夜中の出発を企てていた。(1時間寝坊したけど・・・)しかし、愛別のインターチェンジに着くと、夜間工事で全線通行止め。仕方がないので一般道をひた走り、少し焦りが出たところで大雪ダムの景色に遭遇した。


少し欠けた朝の赤い月が、ダム湖に落ちようとしている。。。ん?

大雪ダムって??!!・・・みち~~~間違えてるよ!
上川で左折して、国道を道道に乗り変えなくてはいけなかったのに、調子に乗って層雲峡に来て、そのまま走り抜けたのだ。

ああ・・・どうして層雲峡を目指してしまったのか???寝ぼけとる・・・

戻ろうか、どうしようかと悩んで、そのまま北見に向かい、途中留辺蘂から山に入って北上することにした。もう、日の出とか、無理・・・。
そして、石狩峠はシカのオンパレードでした!


写真はこれだけですが、遭遇したのは数十頭です。


シカのお尻は、白いハート笑

上湧別のチューリップ公園に着いたのは、早朝5時。開園は8時なので、近場のロケハンをすることにした。良い場所があったら、いつの日か、朝日とか夜景とか撮れますように!

湧別の近く、海沿いにシブツナイ湖といいうシジミ漁の湖があった。砂利道を行くと、湖畔に辿り着ける。
夜一人で行くのは、怖いかも・・・でも、星空が撮れそうな気もする。


海もすぐ近くに迫っているけど、何もない砂浜。朝景はどうだろう?

紋別に向かって海沿いを走ってみたけど、近くで海辺に行けそうな場所は、他には見つけられないかった。
そしてやっと、チューリップ公園へ。湧別町のお知らせはこちら


この時間、逆光になるので、風車は夕方の方が良く撮れるかな?







風車の角度とか、色々残念。恥ずかしいので、写真は小さめに笑


失敗は、頭をかいて誤魔化して笑

さて、せっかくここまで来たのだし、お天気も良いし、もっとお花を堪能しよう!ということで、芝桜の里「滝ノ上」まで足を延ばすことにした!
上湧別から遠軽に戻り、途中から道道137号の山道を北上すると、山に囲まれた町に辿り着く。


ふわ~・・・どうやったら、この迫力が伝わるのか・・・

山の一面、ピンク、ピンク、ピンク・・・






白いはずのシラカバの幹が、ピンクになってる!

今年は暖かいので、お花の盛りも早いようです。
見に行くなら、お早めに!

撮影日:2022年5月18日

そして夕方、無事帰宅。この日の走行距離、500㎞。いくら北海道でも、走り過ぎだろ!
ガソリン高騰してるのに、遠回りしてる場合か!!!…とほほ


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生きている、のです。

2022-05-05 21:07:40 | つぶやき
おお、一年ぶりの投稿になってしまった!
この一年、投稿したくなるような、ささいな楽しみや生きがいさえ無かったのか?と思うと、残念至極。

私の周りでは大きな事故や異変は起こっていなくて、平穏であることがただただ有難く・・・
それでも、小さな存在ではどうすることも出来ない大きな不安が不気味に漂い、こんなにも理不尽な世の中から早く消えてしまいたいと思うのは毎日の事で・・・
自分の命はいらないと言いながら、高見の見物よろしく「尊い命が惜しい!」と涙するのは”傲慢かもしれない”と考えたり・・・

ただ・・・
年老いた母に、何十年も前の戦争と避難と逃亡の経験を思い出させるテレビの放送が、無責任な情報の垂れ流しに見えて、それは心底憎いと思う今日このごろ。


庭のクロッカスは、もう花を終えて・・・


今年はやけに桜が早くて、満開を過ぎてやっとお花見・・・神楽岡公園

イチリンソウが残っていた


誰かが枯れ木に花を置いたのか?と思ったら・・・

命からがら咲いていた。


ああ、そうか・・・生き物たちは、これからが躍動の時。


さあ、私も、残りの命を躍動させよう!

今年、還暦・・・ああ、しんど。






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春なのに・・・

2021-05-03 13:10:06 | つぶやき
ゴールデンウィークに突入し、北国もいよいよ春本番・・・と言いたいところですが。
ここのところ、ずっと曇りや雨の天候で、気温もあまり上がりません。
休日の雨のせいで、庭の手入れが進まず、困りました。


2年ほど前に知り合いからいただいた福寿草。二株ほどから、ずいぶんと増えてくれました。うれしい!

旭川郊外の嵐山やキトウシ山に行けば、まだカタクリやエンゴサクの花を見られるでしょうが、時間が無くて残念です。
ああ、早くドライブに行きたいなぁ。

そうそう!
3月の末、さよならをした緑のしっぽな号に変わって、我が家にニューしっぽな号がやってきました。

ん?


新車なのに!足跡だらけ!!!



こんなことをしているから、時間がないのか?(^_^;)
余り毛糸を消費するつもりで始めたのが止まらず、追加の毛糸購入で破産しそう!(大げさ!)
今は運転席の足跡を製作中。笑

編み方はミカンクルさんの動画で。

AmiaMikancl Crochet

こんにちは、AmiaMikancl Crochet(アミアミカンクル クロシェット)です。

 ※ このチャンネルでは、編みもの講座 及び ...

YouTube

 







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