しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

秋の名残り

2015-10-29 07:47:54 | つぶやき



雪が降って直ぐに解けたけれど、もう気分は冬。
タイヤ交換もしたし、重ね着が必要になって来たし、山が高く見えるし・・・

白い山は雪が光ると、何故か高く見える気がします。

今年、紅葉はあまり撮れなかった。
本当は時間を見つけて、朱鞠内湖に行きたかったのにな・・・
以前、このブログで花火大会を紹介した湖です。

気を取りなおして・・・

仕事の合間に秋の名残りを見つけようと、いつも行く神楽岡公園に寄り道しました。
原生林の様な林の中に小さな池があります。



水連の花の中をカモが泳いでいた風景も、今はひっそりと変わってしまった。



管理されている場所は、落ち婆が集められています。


あ、本当に最後の赤・・・


エゾリスも冬支度に忙しく走り回る。


ピントがボケボケなので、小さくして誤魔化す・・・(汗)

時間が無いので、さっさと戻らなければなりません。

ふと見ると、私よりは年配の女性が立派なカメラを構えて、地べたに膝をついていました。

色々な角度を試して、秋の風景を一生懸命撮っているのです。
微笑ましくて見ていたけれど、ジロジロ見るのは失礼だと思い、それでもちょっとだけ撮らせてもらった。


ああ・・・、なんだか切なくなって来た。
彼女は私だ。
風景の中に、自分の世界を探して、必死にファインダーを覗いている。

「どうしたら、綺麗に撮れるだろう?」
「どこから見たら、良いアングルになるだろう?」

そんな声が聞こえてきそう・・・

彼女の姿に自分を重ねて見ていると、、
「ああ、そうか・・・。カメラマンは、風景の一部になれるんだ。」
「写真に残らなくても、撮っているその時、カメラマンも風景と一体だ。」
なんてことを考えたりして、そして嬉しくなった。


カメラを持っていて思うことがある。、それは、カメラによって得をしているということ。

その場に立てば、五感を通して風景を感じることが出来る。
でも、カメラのレンズを通してだけ、見ることが出来る風景もあると、時々思うのです。

ただ通り過ぎて行く風景も、ふとファインダーを覗いてみると、おお!と思うことがある。
気付かなかった輝きが、レンズのフィルターを通ることで増幅される様な感じかしら?

もちろん、そこでシャッターを切ったからと言って、良い写真になるわけじゃない。
その輝きは私の目が感じたことで、カメラの撮像板がそれを捉えるとは限らない。
それを叶えるのが、カメラマンの技術なのかな?

もっと良いカメラマンになれたら、足を止める度に覗くファインダーのあの景色が、素晴らしい写真になるのだろう。

今はまだ、「この素晴らしい風景は、私の稚拙な写真ではなくて、目に焼き付けておこう!」
なんて、シャッターを切らずに言い訳をしている状態だ。

さあ、もうすぐ、白の世界・・・
そこで私は、どんな色を見つけるだろう・・・・

てか・・・、その時間があるかどうか!!!

それが心配だ!



コメント (3)
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