しっぽなのうつうつ

<宇宙(そら)>に魅せられて・・・
お写真、勉強中♪

秋、旅へ④

2018-10-27 11:43:41 | つぶやき

室蘭市、道の駅みたら。

スッキリ目が覚めたのは、真夜中の2時。
昨夜8時に横になり、9時には寝入っていただろうから、睡眠時間としては十分かな?

車の外はシーンと静まり返り、車中泊のおじさん達は夢の中か・・・?

もちろん、外はまだ真っ暗。
けれどここで二度寝をしてしまえば、日の出を見逃すことになりかねない。

シートを戻して毛布を片付け、地球岬へと向かうことにした。
途中コンビニでコーヒーとサンドウィッチを買い込んで、国道37号を苫小牧方面へ向かって走る。
住宅街へ右折するのは、母恋駅の目の前。
そのまま道なりに行けば岬に到達できる。

駐車場に着くと、昨日と暗さは変わらないのに怖さはない。
3時ともなればもう朝の感覚となっているから。
同じ暗さでも、夜だと怖くて朝なら平気。
自分の中の防衛本能が、いかにいい加減なのかが分かるのだ。
朝だって、暗闇で悪さをする人は居るかもしれないのに・・・。

気温はさほど低くはないけれど、風に当たり続けることを考慮してベンチコートを羽織り、リュックに交換レンズ、懐中電灯を忘れずに入れ、三脚を抱えて階段を登り展望台へ。

夜空に星が、さすがに綺麗。
あのブラックアウトの時、ここから見た星景はどんなだったろう?
想像すると震えるのは、星の美しさに感動するより、あの工場群のライトが消えている恐怖の方が強いかもしれないと思うから。
もう、満天の星の絶景は安心できる普通の景色ではないのだ。
それは仕方のない事。
電気がない怖さは、短い時間でも気持ちを不安に陥れる事を経験したからなぁ。


西の空には、まだお月様が残っていた。



沈むのはあの位置。
そうか・・・、夕日を撮るにはあまり良い場所ではなかったようだ。
昨日の虻田での撮影は、正解だったらしい。

さて、久しぶりの星撮影。
設定を変えながら何枚も撮ったけれど、どうも気持ちが乗らない。
撮っても撮っても、何かが違う気がする。






なんだろう・・・、私は何をしたいんだろう・・・?

「ああ、そうだ。日周運動を撮ろうか?」
そう思った時には空は白み始めていて、もう遅い。
そのうち、まだ暗い海に漁船のライトが動き始めた。




もうすぐ夜明け・・・漁師さんは朝が早いね。







こうして、朝の撮影イベントは終了。
なんでこんなに達成感がないのか・・・?

途中、何人か、日の出見物の人が来ていた。
若い女性の二人組が、苦労しながら自撮りしているので、『地球岬』の文字盤の前でスマホ写真を撮ってあげて喜ばれた。
こちらから「撮りましょうか?」と声をかけたから、なおさら深々頭を下げてくれた。

それがここでの、一番の出来事だった気がする。
可愛らしい子たちだったなぁ。


この後の目的地は、苫小牧。
そこに、父方の祖母のお墓があるのです。
訳あって、父の遺骨はそこには入らない。
二重戸籍となった父の境遇が、そこにも表れているのです。


せっかく買ったコーヒーは冷めてしまったけれど、サンドウィッチで朝食を済ませてから車を出した。

地球岬展望台から下りる途中、この先『トッカリショ』と言う看板がある。
ちょいと寄って行こうと、細い道を進むと、良い景色の場所に出た。





あら?
こちらの方が暗くて、星を撮りやすかったかな?
まあ仕方ない。

海の風景をしばらく眺めてから、苫小牧へと向かうのでありました。



つづく・・・



え~!
まだ続くの???笑


コメント
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