ゲノムwebの記事からになります。
人の1年は犬の7年、ドッグイヤーと呼ばれています。さんまT Vだったか何か忘れましたが一般素人の投稿で、”俺のおじいちゃん70歳、犬で言ったら12歳”みたいなネタがあって、
ゲラゲラ笑ったのを思い出しました。これは、人の一年は、一体犬の何年にあたるのかをエピジェネティクス解析により明らかにしようとし、結果、線形ではなかったという話です。
なにをしたのか?
・様々な年齢のラブラドールレッドリバー104びきを対象とした、メチレイション解析
・90,000 のCpGアイランドをイルミナ社のアレイを用いて解析
・過去に取得された同様の人データを元に比較
なにがわかったのか
・若い犬とヒトのメチレーションパターンは似ている。また、老年の犬と人でも同じ傾向。これより、CpGアイランドのメチレーションのパターンは主を超えて保存されているのではないか。
・しかしながら、メチレーションの進行は、若い犬で、ヒトよりもずっと早く進行する。一方で、老年で比較すると、犬とヒトはだいたい同じ。
・ヒトと犬のメチレーションの進行はログ曲線のような関係(若い犬の一年は、ヒトの10年に相当し、晩年はたいして変わらない)
・8周齢の犬と、9歳の子供はほぼ同じ。丁度、子供の歯を失うタイミング。
面白い報告ですよね。いろいろと、犬種の違いとか気になるところです。
なにが、面白いのかいろいろ考えてみたのですが、やっぱり、これモデル動物じゃなく身じかなゴールデンレッドリバーを対象としているからじゃないかなと思いました。
マウスとヒトのメチレーション解析の比較と言われても、はーーーという感じです。これは、やっぱり、ゴールデンレッドリバーですね。