最初に両社になじめがない方のため、各社の概要を説明します。
Invitae: 医療分野における遺伝子解析分野のリーディングカンパニー。ここ2−3年は倍々の成長を続けており、従業員は1,000人程度。NY証券取引所に上場。
ArcherDx: 固形がんの融合遺伝子を検査するためのキットを発売。遺伝子検査をより一層普及するため、従来の一極集中型から、各ラボで実施できるようにことを目標に掲げる。
Sean George, Ph.D Inivatae CEOコメント
最初から、Invitaeのゴールは、世界中の遺伝子検査を一つのプラットフォームに統合し、患者の遺伝情報を一貫して治療のメインストリームで活用できるようにすること。このゴールに向けて、新しい一歩を踏み出した。
Jason Myers ArcherDx CEOコメント
ArcherDXとInvitaeは、ゲノム情報により治療が変わるという基本的な信念を持つ。両者の統合で、Precision oncology, 診断、治療法の最適化、モニタリングのあらゆる分野で、主導的な役割を果たすことに興奮している。Arched DxはPrecision Oncologyをローカルな環境でも使えるよう、大衆化(デモクラット)させるために設立された。STRATAFIDE、PCMの技術により、この目的を達成し、45 billion USDのマーケットを見込む。Invitaeと協力することで、癌以外の分野においても活動し、ヘルスケアの進化に貢献して行きたい。
この分野で、注目株の2社の合併なので、どのように展開していくのか、気になるところです。「まー、どうせ成功するんでしょうね」、という感じです。
そんなことよりも、アメリカ、スタートアップ界で使われる”デモクラット”は何か、崇高な響きがある単語です。ですが、うまく訳せないですよね。どうでもいいですが。
Invitae社の買収条件
キャッシュ325M USD, 株等含め、総額1.4billion USD(マイルストン払含む) の買収。お金持ってますよね、、、、