今年度主将を務めさせていただきました。池田太一です。
最後にして、何を書けば良いかよく分からないので思ったことなどを書いてみます。長くなりますが、お時間のある時に読んでいただけたら幸いです。
4年間の出来事を振り返れば様々なことがありました。
入学して1ヶ月足らずで部活動停止になり、自分は関係ないのに何で半年間もミーティングしなくてはならないのか、入る大学間違えたか?と思ったこともありました。そんな中でも先輩方は、まずは大会に出場するために必死に考えて議論を重ねており、自分もやらなきゃとなったのを鮮明に覚えています。1年生の後半からは、新型コロナウイルスが大流行し、全関西がなくなりました。
2年生になっても引き続き活動制限が続き、授業がオンラインになり、部活もオンラインで体幹のみでした。ほぼ引きこもり状態でした。唯一良かったことといえば、単位がめちゃくちゃ取りやすかったことですかね。2年の冬は大会に1度も出れず、苦しかったのを覚えています。次の大会は出れるかもと思い、毎日練習して、やっぱり出れなくて、でもまた練習して、結局出場出来ず終いでした。
3年生ではチーフを務めさせていただきました。活動制限がありながらの部活で、メニューやガイドラインを作成するのに苦戦したのを覚えています。また、前のシーズンで試合に出れず、個人的にもチームとしてもモチベーションを上げるのが難しかったです。 何のために陸トレをするのか、何のためにスキーをしているのかよく考えていました。
4年生では主将を務めさせていただきました。活動制限がない中で、何もかもが初めてのこと。何にも分かりませんでした。たかが20人弱のチームですが、とてもまとめあげたとは言い切れません。個々の意見を尊重し、目標達成に向けて活動していこうと思っていましたが、思ったよりバラバラになってしまいました。僕からの発信が少なかったなと感じています。
今年挑戦したことといえば、ジャンプです。僕が目標達成のために勝手にやると言い出して、皆様にはたくさんお世話になりました。特に主務の中森には負担をかけました。最後まで諦めずにやり抜いてくれてありがとうございました。色々あって、大会には出場しなかったのですが、すごい経験をさせてもらったなと感じます。後輩のみなさん、挑戦するにはうってつけだと思うのでぜひ。
長かったスキー競技人生が終わりました。本格的に始めて12年やりました。冬は学校に行くという概念がありません。それだけずっとスキーをやっていたし、好きだったんだなと感じます。何より結果を残せなかった、結果で恩返しできなかったことが悔しいです。これだけずっとやってたのに、全国大会で入賞できたことは一度もありません。自分自身の頑張るという気持ち、努力はこの程度だということがよく分かりました。
めちゃくちゃお金と時間をかけたスキー人生で何を学んだかと聞かれれば、それは「最後まで諦めない」ことと「負け方」です。「最後まで諦めない」これは最後の最後、全関西のSLで体現されていました。1本目で登ってしまい、28位。もうトップ争いはできないし、ポイント獲得も厳しい状況でした。でも2本目は3番スタート。行くしかありませんでした。攻めた結果、セカンドラップで15位、1点獲得できました。1本目のトップ層がミスしたり、たまたまかもしれませんが、なんかストーリーあるなと感じました。
関学スキー部は、途中で辞めていく人が毎年チラホラいます。辞めないことが正しいとは全く思いませんが、辞めたくても諦めないで最後まで続けてみることは意味のあることだと思います。辞めたくなったら、仲間に想いや感情をぶつけてみてください。きっと良い方向に進むと思います。
「負け方」私はスキーで負けまくりました。スキー人生を通して勝てたのは10回くらいでしょうか。回数で言ったら負けるために練習していたようなものです。そこから負け方って大事だなと感じました。何が言いたいかというと、どのように取り組んで負けたかで得られるものの差が天と地ほどあるということです。本気で取り組んで、マジで勝ってやると意気込んだ結果負けたのか、どうせ無理だなと臨んだ負けなのか。大きな違いです。よく失敗から多くの経験を得ると言いますが、何回も同じ失敗をするということは、技術云々より取り組み方に問題があるからだと思いました。もちろん結果や勝つことを軽視しているわけではありません。ですが、関学スキー部ではそこまでの過程を大切にして活動していって欲しいと思います。
最後になりますが、良くも悪くも本当に色々あった4年間でした。スキーだけを極めるなら、もしかしたら違う大学に行った方が良かったかもしれません。ですが、関学スキー部ではそれ以上に多くの経験をさせてもらったと感じています。来年からは東京で不動産会社に就職します。東京奉加帳など顔を出せればと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。
4年間本当にありがとうございました。
後輩のみなさん、頑張ってください。
池田
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