先日も書きましたとおり、
今日は、他の隊員が健康診断や銀行に行っているなか、
私は自由行動の日でした。
というわけで、
今日は、来週の一時帰国に向けて、お土産を買ってきました。
私の予算の都合上、いいものをほとんど買えないかと思いますので、
あまり期待しないで待っていてください。
さて、今日は、チウェラに会ってきました。
(チウェラについてはこちら。その2)
彼女は、Vuwaniというリンポポ州に住んでいるのですが、
今週たまたまプレトリアに住む大学生の兄を訪ねてきていたようで、
今日、急遽会うことになりました。
今回は、彼女とその大学生の兄と一緒に来ていて、MenlynMallで会いました。
(MenlynMallについてはこちら)
せっかくなので、
CapetownFishMarketという有名のファミリーレストランで、
『お寿司』と『春巻』を食べてもらいました。
その後、ゲームセンター(こちら)に行き、UFOキャッチャーに挑戦。
チウェラにとって初めてのUFOキャッチャーだったため、
残念ながらGETできませんでしたが、私が代わりにとってあげると喜んでいました。
彼女は私の任地には住んでいないので、
次に会うのは、日本から帰った後の来年1月になるでしょうか。
おそらく次回が彼女にあう最後のときになると思うので、
少しさびしい気分になりました。
今日は、毎年一度行われる、
在南ア日本大使館主催の天皇誕生日祝賀パーティーに参加しました。
私たち協力隊員は昨年も参加した(こちら)のですが、
今年も呼ばれることになりました。
会場のようすはというと、
昨年同様、各国の主賓級が出席していたこともあり、
たくさんの外国人の方がおられたこともあり、
我々は今年も浮いて(?)いました。
大使からは、今年日本で起こった東日本大震災について触れられたこともあり、
全体として、日本は震災から立ち直ろうとしているという
メッセージが伝わったように感じました。
さて、ここ数日、カメラを持って行動しているのにもかかわらず、
写真を撮っていないので、テキストのみで書いています。
首都に滞在するのも残りあとわずかになっているので、
本当は写真を撮りたいのですが、なかなか難しいものですね。
今日は、南アで唯一の日本人学校である、
ヨハネスブルグ日本人学校を訪問しました。
今回の訪問の目的は、大きく分けて2つありました。
①先日のおもちゃ贈呈の報告
②南アのようすを伝えること
では、どんなようすだったか簡単に書きます。
①先日のおもちゃ贈呈の報告
先日来、当ブログでもお伝えしてきた、
日本人学校からのおもちゃを
私たち協力隊員の任地の子どもたちに届けようとプロジェクトですが、
そのときのようすを伝えてきました。
日頃子どもたちとあまり接することもない隊員たちにとって、
日本人学校の子どもたちの生の反応がとても良かったこともあり、
各隊員が予想以上に話したこともあり、
当初予定していた、私の報告時間10分が急遽5分と言われ、
早口で話すことになり、子どもたちに伝わらなかったのがとても残念です。
というわけで、日本人学校の子どもたちは、こちらをご覧ください。
②南アのようすを伝えること
ヨハネスブルグは、世界でも有数の危険地帯にあることもあり、
子どもたちの多くは(教師、保護者の方も含めて)、南アの田舎の現状を知りません。
その子たちに現地で活動している南アの協力隊員が、
彼らに現地のようすを伝えることです。
こちらは、低学年、中学年、高学年と別れて
それぞれ個別のグループで、活動のようすなどを伝えました。
私は、前半部で、おもちゃの話をしたこともあり、遠慮して、
最後の発表となったのですが、こちらも時間がおして、話すことができずじまい。
準備した『折り紙』も『南アの子どもたちのあそび』を教えることも、
ほとんどできませんでした。
まあそれでも限られた時間のなかで、
私の分も他の隊員が興味深い話をしてくれたので、良かったです。
私は、現在の南ア隊員で唯一、
日常的に子どもに接する隊員として、ここは我慢ですね。
昨年も訪問したので、今回は2回目。
帰国前に良い思い出ができました。
※私は今回、写真を撮りませんでした。すみません。
昨日に引き続き、
南アの学校教育の課題について書きたいと思います。
以前書いた記事のリンクをはっておきます。
さて、今日のテーマは「総人口に占める子どもの割合が高い」です。
はじめに、今日の内容は、一昨日に書いたものに関連していますので、
見られなかった方は、こちらで確認ください。
私の任地と日本を歩いていると、全く違うことがあります。
それは、たいていの家に小さな子どもがいること。
これは日本と比べると、異常です。
それもそのはず。
次の人口ピラミッドを見てください。
これは南アの人口ピラミッドです。
言うまでもなく、子どもの割合が圧倒的に高いですね。
南アの15歳以下の人口が約1500万人に対して、
日本の15歳以下の人口が約1600万人とほぼ同じですが、
総人口が違うため、
南アの15歳以下の人口の割合が31%に対して、
日本の15歳以下の人口の割合が13%に過ぎません。
人口比に占める子どもの割合が多いと言うことは、以下のようなことが考えられます。
①人口比で労働人口が少なく、国家としての生産性が上がらない。
②子ども一人当たりにかけられる教育費が低くなる。
③子ども一人ひとりの面倒を見ることができる大人の人数が少ない。
④日本のように子ども一人ひとりを大切にする希少性がない。
特にポイントは、②子ども一人当たりにかけられる教育費が低くなる。
南ア政府は、教育にお金をかけていると言われていますが、
これだけ子どもが多いと、どうしても一人一人に充分な教育費をかけられなくなってしまいます。
具体的には、日本のように子どもたち全員に無償で教科書を配ろうとすると、
国家予算に占める教科書代が大量にかかってしまうということ。
南アの経済規模が日本の神奈川県と同じだと言われていることを考慮すると、
神奈川県の県予算で、日本全国の全ての子どもたちに教科書を無償で提供することが
いかに難しいことか分かっていただけると思います。
※今回の記事を書くために、ネットで子ども人口を調べていると、
私の同期の協力隊員が派遣されている南部アフリカが
さらにおそろしいことになっていることが分かりました。
ウガンダの15歳以下の人口の割合が49%
マラウイの15歳以下の人口の割合が46%
ザンビアの15歳以下の人口の割合が46%
(南アは、31%)
これらの国では、今日私が書いたことが、さらに起こっていると考えられます。
これはアフリカ全体の課題だと言えますね。