虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

SGB役員選出選挙

2012-03-12 23:43:02 | 南ア-学校-

先週一週間は、私の地区の小中学校で、
SGB役員選出のための投票が行われました。

SGBについては、
過去の記事で取り上げていますので、そちらをご覧ください。
(詳しくはこちら)

要は、それぞれの学校運営に関わる意思決定機関で、
南アの学校制度の根幹に関わる重要な組織です。

聞くところによると、
3年ごとに新たな役員を選出するようで、
今年が(というか先週が)投票日になっていたようです。

投票所は、学校。

さぞかし盛大に行われているかと思いきや、
投票に来る人は、ほとんどいず。

学校運営に興味がある人は、
そんなにいないのが現状のようです。

SGB制度は、画期的な制度だと個人的には思っているので、
今後、どのようにすすむかは、気になります。


なんのための自転車?

2012-03-10 17:37:33 | 南ア-学校-

最近、いくつかの学校で、次のような光景が見られます。

さっそく写真で紹介。

これが何かわかりますか?

そうです。自転車です。
新品の自転車が、一校あたり50台~100台ほどあります。

通学用目的で、州政府より届いたらしいのですが、
なかなか対応に苦慮しそうです。

問題点を以下に挙げていきます。
①誰がどのような形で使用するのか。レンタルは可能か。

学校曰く、家から遠い子が自転車で通学すれば、便利になるとのことですが、
全校生徒700人~1000人の学校で、誰にあげる(貸す)ことになるのでしょうか。

特に、ものの管理が苦手な南ア人にレンタルしようものなら、
すぐに盗難、転売の恐れがでてきます。

②南アの悪路で使用するのは、不便である。

私もJICAより自転車をレンタルされているのですが、
私の任地の道は、割れたビール瓶やガラス片などが多く、自転車がすぐにパンクしてしまいます。

そのため、自転車がパンクしないような運転は難しいものです。

③サイズが子供用ではない?

今回届いた自転車のサイズは、私が持っているものよりやや小さいだけで、
子どもが気軽に使用できるサイズではありません。
適切なサイズの自転車だったら、よかったのですが。

これらを踏まえると、
今回の自転車配布は、あまり効果がないように感じます。

私が予算管理をするのであれば、教科書が最優先かなと思うのですが、
皆様はどのように感じられますでしょうか。


今年も地区内陸上競技大会

2012-02-07 23:52:29 | 南ア-学校-

今日は、記念すべき日。
私の任地に、いよいよ後輩隊員が赴任する日です。

我が配属先では、年に一度のサーキット内の陸上競技大会でした。

時間の都合で、後輩隊員さんは参加できませんでしたが、それはそれとして。

昨年同様、設備がそろっている旧白人系の学校で開催されました。
(昨年のようすはこちら)

今年もさまざまな競技が行われました。

学校によっては、今日が、私の帰国前の最後の挨拶になることもあったので、
特に普段伺わない学校の教師と一緒に過ごしました。

ちなみに、この旧白人系の学校に来るのもちょうど一年ぶり。

昨年、白人の教師に折り紙の本を頼まれていたので、
日本から買ってきた本(英語で書かれているもの)をあげました。

これで旧白人学校の低学年でもおり紙教室が行われることでしょう。


マレラネの小学校訪問

2012-01-27 19:20:15 | 南ア-学校-

今日は、私の後任隊員と新調整員の方が、
私の配属先に挨拶に来られました。

今回は、挨拶だけで、正式に赴任するのは、2月上旬です。
(私が任地を去るのは、4月上旬。)
それまでに私の活動も再度、軌道にのせておきたいです。

さて、その後、
私はマレラネの小学校を訪問しました。

この学校に訪問するのは、約1年半ぶり。
かなりの期間が空いてしまいました。

それでも校長をはじめ、何人かの教師が覚えていてくれました。

この学校では、
何人かの子どもたちに「折り紙」と「糸電話」を教えました。

 

マレラネは、私の家から遠く、朝早くの交通手段がないため、
なかなか訪問できない状況なので、おそらくこれが最後になるかと思いますが、
貴重なひとときを楽しく過ごせました。


学校統廃合問題、決着は‥

2012-01-26 03:06:49 | 南ア-学校-

昨年来、何度か報告してきた、
我がサーキットオフィスの学校統廃合問題ですが、
(詳しくは以下のリンクを参照下さい。その1その2その3)
今年に入って大きく進展があったので、報告します。

前回保護者を呼んでおきながら、
説明会に来なかった州政府のお役人たちではありましたが、
その後、提案を拒否する保護者を無視して、強硬に話を進めていきました。

州政府からの提案(リンク3より再掲)
①現在の小規模校を廃校して、一つの大きな学校に統合。
②新たな学校は、全寮制。食費、寮費は、州政府負担。
月に一度の自宅までの送迎がつく。
③新学校は、来年1月より運営開始。

新年度初日、
各FarmSchool(農村小規模学校)に教員が行かないように指示して、
新学校の運営を予定通りにはじめました。

この国の子どもたちは、学校登録制なので、
日本のように自動的に学校があてがわれません。

そのため、一時的に
子どもたちが学校にいけない(登録できていないので)事態が発生しました。

結果、保護者たちは、現状を打破するには、
不本意ながら受け入れる以外に方法がなくなりました。

ただ、もともとFarmで働いている

低所得者の保護者の方が多いため、
一部の保護者が子どもを学校に通わせることができなくなっているようです。

さて行政側はこの現状にどう対応するのでしょうか。

新学校が私の所属するCircuitではないので、
今後、情報が入りにくくなるのは、少し残念です。