虹の国へ-日々を楽しんだり嘆いたりしちゃったりして-

平成21年度3次隊青年海外協力隊として
南アフリカ共和国での活動記録

被災地に向けてのメッセージ

2011-04-05 03:10:41 | Pray for JAPAN
先日も紹介したように、
震災後すぐに、私の巡回校の子どもたちが、
日本のみなさまに向けて、メッセージを書いてくれました。

そのときの記事

またメッセージを書く授業の後も、
個人的に手紙を持ってきてくれる生徒や先生がいるなど、
多くの声が被災地に向けて届けられています。

依然として、被災地は大変な状況にあると聞いているので、
現時点でこれらの手紙を直接被災地へ届けることは難しいと思います。

そこで本ブログを使用して、
南アの子どもたちからの声を伝えていきたいと思います。

もし本ブログをご覧の方のなかに、
この手紙(原本)を被災地に届けていただける方がおられましたら、
ぜひお声をかけてください。

それでは、そのメッセージのなかから、
いくつか紹介させていただきます。

「今回の地震の被災者のみなさまへ
どうか希望を捨てないでください。
物事は、よくなるでしょう。日本は、きっとすぐに立ち直れるでしょう。
過去に起こってしまったことは簡単に忘れられないかもしれないけれど、
未来は、空に輝くものだと信じて行動してください。」
 Khulile(クリーレ) 12歳

「日本のみんなへ。
今回起きたことは、私たち南アフリカ人にとっても、とても悲しいことでした。もし私が大人だったら、いますぐにあなたの国に行って助けたいと思います。日本は南アフリカからは遠く離れているけれど、私たちは家族だということを忘れないでください。私たちは日本がまた元気になることを助けることを約束します。どうか希望を捨てないで。」
 Shabangu(シャバング) 13歳

「テレビで今回の日本での震災の映像を観ました。
車がひっくりかえっていたり、大きな波があちこちの家や人を流したりしていて、
私は見ているだけでとても恐怖を感じました。その場にいた方たちは、さぞかし怖かったことと思います。」
 Nolwethu(ノルウェートゥ) 10歳

「地震の被災者のみなさん。いま先生(※私のことです)から、被災地では水や食料などが足りなくてとても困っているという話を聞きました。しかし私はただ祈ることしかできません。ごめんなさい。でもみなさんに一つ伝えたいことがあります。それは貧しさは、世界の終わりではないということ。もしいまあなたが人生の下り坂だとしても、いまこの状況を受け入れてください。そうすることで、また次に登ることができます。もしそれを信じていれば、かなわないものはないから。」
 Wendy(ウェンディ) 14歳

「がんばれ、日本。地震に負けるな。」
 Tina(ティナ) 6歳

「津波の被災者の方へ。
僕たちは、みな兄弟です。困ったときは、いつでも助け合います。残念ながら、僕はいけないけれど、いま僕たちの国(南アフリカ)からレスキュー隊が日本に向かっています。きっと彼らが助けてくれるはずです。」
 Lucky(ラッキー) 13歳

※今回の震災に際し、南アフリカからもNGOのレスキュー隊が
被災地である福島県で3月19日から28日まで救助活動を行いました。
(先日、帰国しました。)

南アのレスキュー隊に関する過去の記事はこちら

この他にも本当にたくさんの方から手紙を受け取りました。

全部載せられないのが、とても残念です。

またご要望等あれば、できる限り載せたいと思います。

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微力な私にできること

2011-03-29 18:44:30 | Pray for JAPAN
東北地方太平洋沖地震が発生してから
約2週間あまり経ちました。

被災地では、
依然として、予断に許さない状況かと思い、心の痛む日々です。

いまできることは、
南アでの目の前の活動を充実させることだと思い、活動しています。

では南アで何ができるかと考えたときに、
南アのみなさんに日本で何が起こったか知ってほしいと感じました。

私が日本人であるからこそ、伝えられることがある。

地震のこと、津波のこと、被災地のこと。

実際、ニュース等で見た、南アの先生たちから私の携帯に
たくさんのSMSや電話が入ってきたこともあり、
私の任地の学校で今回の地震のようすを伝えることにしました。

朝、学校の全校朝礼で、
現地の先生と一緒に、日本で何が起こったのかを
写真を交えながら、説明しました。

ほとんどの子がテレビ等で、衝撃的な映像を見ていたとはいえ、
実際に写真を目の前で見ながら、私の解説に涙する子もいました。

両親がいない孤児の子も多い南アフリカ。

家族の大切さを知る南ア人だけに、
通じる思いも格別だったのかもしれません。

そのあと、子どもたちの有志が、
日本の被災者のみなさまに対してメッセージを書きたいと
メッセージを書いてくれました。





メッセージは、後日公開したいと思います。

南アの子どもたちの思いは、
日本のみなさまにきっと届くと信じています。

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Give a Rand for JAPAN

2011-03-25 02:42:02 | Pray for JAPAN

日本の地震のニュースは、
2週間たったいまでも日本のみならず世界中で報道されています。

当然のごとく、南アフリカ共和国でも報道されています。

外国にいると、ニュースで見る以外は、
どうしてもテキスト(記事)ニュースでの情報に限られているので、
被災地の情報が断片的にしかとらえられません。

それが悔しいところです。

さて、今日は、南アのレスキュー隊の話。

私のつたない英語読解力では、正確な情報が得られませんが、
南アのレスキュー隊である、
RescueSA(SouthAfrica)の40名(うち10名は医師、あとの方は救急救命士)が
現在、発生から5日経った3月16日より宮城県で救助活動をしているようです。

南アフリカの医療チームに期待します。
ありがとう、南アフリカ。

その一方、日本人なのに、
日本で起こったことなのに、
いまだに南アフリカにいる私。

被災地からはるか遠い、南アにいて、
被災した方々のために、何かしたい。

そこで、今日は、あるキャンペーンに参加しました。



その名も、
『Give a Rand for JAPAN(日本のために1ランドをあげよう)』です。

参加方法は、いたって簡単。

携帯電話からSNSを特定の番号に送信するだけ。

送信すると、自動的に5ランド(約60円)がひかれ、
現在、日本で活躍するRescueSAの活動補助費が捻出されるシステムです。

南アから送られたレスキューSAの活動を少しでも長く充実してもらうように、
私もさっそくSMSを送信しました。

詳しくは、以下のサイトをご覧下さい。(いずれも英語です。)

Give a rand for JAPANのキャンペーンについて

レスキューSA(RescueSA)のtwitter

日本での南アフリカレスキュー隊の活躍を、
南アフリカに滞在する日本人として、応援しています。

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