震災後すぐに、私の巡回校の子どもたちが、
日本のみなさまに向けて、メッセージを書いてくれました。
そのときの記事
またメッセージを書く授業の後も、
個人的に手紙を持ってきてくれる生徒や先生がいるなど、
多くの声が被災地に向けて届けられています。
依然として、被災地は大変な状況にあると聞いているので、
現時点でこれらの手紙を直接被災地へ届けることは難しいと思います。
そこで本ブログを使用して、
南アの子どもたちからの声を伝えていきたいと思います。
もし本ブログをご覧の方のなかに、
この手紙(原本)を被災地に届けていただける方がおられましたら、
ぜひお声をかけてください。
それでは、そのメッセージのなかから、
いくつか紹介させていただきます。
「今回の地震の被災者のみなさまへ
どうか希望を捨てないでください。
物事は、よくなるでしょう。日本は、きっとすぐに立ち直れるでしょう。
過去に起こってしまったことは簡単に忘れられないかもしれないけれど、
未来は、空に輝くものだと信じて行動してください。」
Khulile(クリーレ) 12歳
「日本のみんなへ。
今回起きたことは、私たち南アフリカ人にとっても、とても悲しいことでした。もし私が大人だったら、いますぐにあなたの国に行って助けたいと思います。日本は南アフリカからは遠く離れているけれど、私たちは家族だということを忘れないでください。私たちは日本がまた元気になることを助けることを約束します。どうか希望を捨てないで。」
Shabangu(シャバング) 13歳
「テレビで今回の日本での震災の映像を観ました。
車がひっくりかえっていたり、大きな波があちこちの家や人を流したりしていて、
私は見ているだけでとても恐怖を感じました。その場にいた方たちは、さぞかし怖かったことと思います。」
Nolwethu(ノルウェートゥ) 10歳
「地震の被災者のみなさん。いま先生(※私のことです)から、被災地では水や食料などが足りなくてとても困っているという話を聞きました。しかし私はただ祈ることしかできません。ごめんなさい。でもみなさんに一つ伝えたいことがあります。それは貧しさは、世界の終わりではないということ。もしいまあなたが人生の下り坂だとしても、いまこの状況を受け入れてください。そうすることで、また次に登ることができます。もしそれを信じていれば、かなわないものはないから。」
Wendy(ウェンディ) 14歳
「がんばれ、日本。地震に負けるな。」
Tina(ティナ) 6歳
「津波の被災者の方へ。
僕たちは、みな兄弟です。困ったときは、いつでも助け合います。残念ながら、僕はいけないけれど、いま僕たちの国(南アフリカ)からレスキュー隊が日本に向かっています。きっと彼らが助けてくれるはずです。」
Lucky(ラッキー) 13歳
※今回の震災に際し、南アフリカからもNGOのレスキュー隊が
被災地である福島県で3月19日から28日まで救助活動を行いました。
(先日、帰国しました。)
南アのレスキュー隊に関する過去の記事はこちら。
この他にも本当にたくさんの方から手紙を受け取りました。
全部載せられないのが、とても残念です。
またご要望等あれば、できる限り載せたいと思います。
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