初めに書いておきますが、
今日は、完全にひとりごとです。
南アに来てから2年弱にもなってくると、
街を歩いていて、いろんな人に声をかけられます。
学校の生徒が圧倒的に多いのですが、
それ以外には、
学校の教師、生徒の家族・親戚、警察、郵便局の人、病院の医者、看護婦。
学童保育の方や、その保育施設に関わる人の知り合い。
また、パキスタン人、インド人などの外国人。
他にも、当然地域住民の方もいます。
Kamhlushwaには日本人が5名ほどいますが、
私以外の隊員が、FETという職業訓練校のなかで勤務、生活していることもあり、
外界とあまり関わりがないのとは違い、
私は、学校を巡回しているので、
関わっている子どもや大人の人数は、桁はずれに多く、
かなりの数の人が私のことを知っています。
私の関わる学校は、25校あり、
それらの学校の教師は、数百人いて、
もちろん子どもの数は、二万人を越え、
そして、それらの家族を入れると数万人が私を知っていることになります。
(ちょっと言い過ぎかな?)
まるで有名人にでもなったかのようです。
先月、後輩隊員が私の任地に来た際に、
「まるでハリウッドスターになったかのように、子どもたちに握手を迫られた」
と興奮気味に語っていましたが、
私は、学校、そして放課後の帰り道を合わせると
毎日、最低でも100回以上は、握手しているので、
「まるでスターになったかのような」うれしいという感覚は麻痺してしまっています。
(何事にも限度があるようです。)
私にとって毎日100回以上の握手も、
彼ら一人一人にとっては、人生唯一の日本人との握手になるかもしれないから、
丁寧に握手せねばと言い聞かせるようにしています。
かつて、同期隊員の方から、
「私の握手は、選挙活動のようだ」と言われましたが、
握手が言葉を越えるコミュニケーションツールとして役立っているのは間違いないので、
今日も握手をするために、右に左に奔走しそうです。