昨日も書いた、
基礎計算力向上プロジェクトの結果(リンク)ですが‥
今回の百マス計算での試験は、
問題作成、採点、成績集計など全てを私が担当しました。
これは、
得点の水増しやカンニングなどの不正をさせないためで、
試験監督も私が全てのクラスに立ち会って、行いました。
さらに、問題用紙は当日まで公表しないと言う徹底ぶり。
自分のなかで多少やりすぎかもという思いもありましたが、
それだけ徹底しても結果はでると、
現場の先生に伝えながら、緊張感を持って行ってもらいました。
(もちろん先生には不正があるからとは伝えていません。)
そのため、Gr.3の先生たち(3人)は、
子どもたちが思い通りに好成績が出るのか、
不安な日々を過ごしたことと思います。
そして、今日、予告通り、
テストの結果をまとめたレポートを提出してきました。
結果が出たこともあり、
先生たちは、一様に安堵の表情。
レポートでは、先生たちの努力した点は言うまでもなく、
計算カードを使用した子どもたちの反応などを明記しました。
特に成績の上がった子どもは、
計算カードを特に楽しんでいたようで、
やはり簡単な計算でも、
「できる喜び」を感じることが大切だということを教えられました。
先生たちからは、
このプロジェクトが、ずっと続いていけるように、
何かいい方法はないかと提案されたので、
成績に応じて、表彰状を与えるのはどうかと提案しました。
そこで、今日、
各クラス成績トップ5の子と
6月に比べて9月の成績が最も改善したImproveトップ5の子に
日本語の名前入りの表彰状を与えました。
トップ5の子だけだと、
底辺層の子のやる気アップにつながらないためです。
この学年(Gr.3)の子どもたちは、
今回の表彰状が、とてもうれしかったようです。
ここは、日本の子どもたちと似ていますね。
他の子にもチャンスを与えるために、
また11月に再テストすることを伝え、
今回のプロジェクト第1弾は、終わりました。
表彰状をあげることが
子どもたちのモチベーションにつながるかどうかには、
議論の余地が残されていますが、
子どもたちが家に持ち帰り家族や友だちに見せることは目に見えており、
日本紹介にもなるので、しばらく続けていこうと思います。