凱旋SPを見た。
凱旋本編があれだけ名作だったから変に感じたのかもしれない。
妙に残る解せない感。
SPはシリーズの総集編の意味合いで作られるものなのでしょう。
栄光SPは白鳥さんとは別の部屋にいる田口先生がシリーズでの出来事を語る形式だった。
語り終えた後に白鳥さんと合流し、最後にコンビとしての在り方を確認して終わる。
SPの目的は果たされているし、これからのシリーズを期待させるラストでした。
凱旋は、本編であれだけ人間を、人の言葉を丁寧に大事に描かれていたのに
SPでは大雑把というか。
繊細で美味な和食に惚れて通ったお店に久し振りに寄ったら
冷蔵庫の在り合わせでざっと作られた料理を出された感というか。
高級なお店の最高の食材で腕のある板前さんが作ったものだから
何も知らずに入ったならそれなりに美味しく感じられたんだろうけれど。
元の料理をイメージしていると「ん?」となるような。
突貫工事だったのはわかります。
連続事件の犯人は決して許されないし共感もできない。
でも、母親がインシュリンを使っているということは
母親の病気は糖尿病か何かなんでしょう。
自分が逮捕されたら母親はどうなるか考えなかったのか。
犯人がそこまで相手をリスペクトして、更にゲームを仕掛ける狂気は
もっと掘り下げるべきじゃなかったのか。
リスペクトした相手に見放されることで犯人は罰を受けるしそれは当然ですが、
「残念です」で放り投げられて終わる犯人は改心できるのか。
本編では、道を外しても次はやり直せるとメッセージを発信していた。
教授の理由も解せませんでした。
もし連続事件が無い状態ならそれもギリギリ許されるかもしれませんが、
患者の命に関わることでピリピリしている状況では
許されることではないんじゃないか。
いい話っぽくなっていますが
せめて誰かその行為に対して一喝すべきじゃなかったのか。
医学が進んでいることを伝えるのはその後でもいいんじゃないか。
教授は脅迫状の文面を知らない筈なのに
なんで類似の文章が打てたのか。
PCは教授の自宅にあったのにどこで文面を打ってプリントしたのかもわからないし
院内のPCのある場所まで立って歩ける状態でも無かったでしょうし。
単に私の頭が悪いだけならいいんですが。
終盤で、いつもの役人姿の白鳥さんと、救命のスクラブの上に白衣をはおった速水先生。
これは二人の今いる道を教授に見せているのでしょう。
同時に速水先生にとっては東城医大での白衣の着納めでもある。
恩師に医師である自分の姿を見せた後で白衣を脱ぐ速水先生。
事件が全て解決したから病院を去りますが、
別れの言葉とか花束が苦手と言い放った将軍に
最小限のはなむけとしてキャンディーブーケを用意したチームは
さすがです。
凱旋SP、ドラマが終わって録画終了にしたら、その後に螺鈿最終回直前SPは始まるトラップ・・。
伊藤君と仲村さんの映画クランクアップ映像撮り逃しました(>0<)
仲村さんの役への思い入れの強さが感じられました。
白鳥・田口コンビが最後なのは本当にさびしい。
ドラマ中のCMでラ王を期待していたら別のメーカーでした。
最大手のCMは他でいくらでもバンバン流れてるんだし
こういうときくらいラ王でもいいのに・・。どこで流れてるんだろう。
規制でも掛かってるのかというくらい西島さんのCMに出会えません。
元々CM運は悪いんですが。CM運に限らず運はドン底ですが。
明日の王様のブランチは4月ドラマ特集らしいので楽しみです。
MOZUはどれくらい時間あるのかな。