昨日は申請していた希望休が通ったので、京橋のフィルムセンターに行ってきました。
ずっと観たかった『カナリア』上映日でした。
実在の事件に関するある団体を取り扱っている作品です。
主人公の少年と少女がすごかった。
12~3歳ころの、変声してすぐの少年の声。女の子と大人の女の狭間のような少女。
ロードムービーであり、非常にメッセージ性の強い作品でした。
西島さんは、子供の世界から見た大人というか、非常に怖い対象から頼れる存在になっていく役でした。
あの怖さは『蟹工船』の浅川監督にも似ているかもしれない。
閉鎖的な環境での権力者の圧力の恐ろしさ。
頼れる存在になってからはとても魅力的でした。
あの頃の薄暗く淡々とした西島さんの雰囲気は唯一無二だと思います。
CSの有料放送でも流してくれるといいのですが、テーマがテーマだけに難しいかもしれません。
監督や共演者、音楽など、エンディングロールを見ると「おお!」となります。
主役の少年少女がすごくて誰だろうと追っていたら、石田法嗣くんと谷村美月さんでした。
映画は映画館で観るのがいいです。
おしゃべりをする人、スマホやタブレットを見る人、体臭のきつい人、
色々な人がいますが、映画好きな人が集まる場所でもあると信じたい。