ボルボ・カーズとしての企業理念や価値観などを体現するコーポレート・アイデンティティ(CI)
最初の量産モデルOV4
06年に新しくCIとなったアイアン・マークは、1927年に発表したボルボの第1号車oV4(愛称ヤコブ)に採用していたマークを約80年ぶりにリニューアルしたもの。今回のCI変更にあたり、ボルボが行った世界的規模のリサーチの結果、これまでの「VOLVO」の単色のロゴタイプに比べ、このマークはモダンかつプレミアムなものとして受け入れられ、人々の心に強く訴える力を持つことが明らかになったという。ちなみに、円と右上向きの矢印マークは、西洋文化の表意文字の中で最も古く、かつ代表的な「鉄」を表す古代の化学記号。特に鉄鋼業が盛んだったスウェーデンでは、鉄鋼業のシンボルとして長く親しまれてきた。発足当時のボルボ社は、スウェーデンの鉄鋼業の伝統と強さ、耐久性を表現するロゴとしてこのマークを第1号車に採用し、それ以来、このマークはボルボの象徴として親しまれているそうです。