リハビリをしながらプーリーで隣り合った人と何気なく話をしました。1階の利用者なのでお名前もお話もしたことの無い方です。上着の袖から見える腕があざだらけ。てっきり転んだ跡なのかと思って、その傷は転んだ跡なの。とお聞きしたら「これ、膠原病の薬の後遺症、長い事苦痛で大変だったわ。」そこで階段の練習しますからと声が掛かり、お先にとプーリーから離れました。
練習が終わると私の席の前に先ほどの利用者が座っていました。私と話を続けたいようで座った途端話掛けてきました。貴女まだ若そうだけれどどこが悪いの。脳溢血で右半身が麻痺になってね。でも寝たきりを先生から言われて覚悟していたのが今ここまで治ってきたの。
ずっと見ていたが最近姿勢もよくなり、全体の様子も元気になっていることわかるわ。 慣れない手で一所懸命化粧もしているわよ。倒れたときのことも話して、現役の時だったのでこのままフェードアウトするわけにいかないわ。貴女ならまだまだ頑張れそう。 励ましの言葉を頂き、ほんとはね、もう少し治ってきたらリハビリ、老人介護、介護の悩みなどで困っている人のアドバイサーに成れたらと考えているのだけれど。経験者ですもの悩みを聞いてあげることが出来るといいな。