爪が伸びてしまったので看護婦さんに切って頂いた。以前家人に切ってもらったらなんとしたことか爪を切るつもりで肉まで切るなんて。痛ーいと声を上げてしまった。その時以来怖がって爪切りをしてくれない。看護婦さんに頼んでくれというわけで今日は切って頂きました。
爪をきってもらいながら世間話。「いつもほかの人とは違った洋服を着ていますね。」ただ洋服を買いにいけないので病気する前の洋服を着ているだけ。その頃はブテックを経営していたので気に入ったブランドを扱っていたせいでしょう。「着こなしの話を聞かせて。そういう話大好きなの。」いつまでも新鮮に見え流行遅れに見えない工夫はねみんなが競って切るようなものは避けること。今年だったらロングカーディガンとガウチョパンツ。わあどうしよう、ロングカーディガン買うつもりだったのに。多分来年になったら去年の洋服とすぐにわかってしまうから着ることに抵抗があるようになると思う。着なければもったいないでしょう。
お洒落に見えるようにすることはたいそうなフリル、品の悪い刺繍、アップリケはもってのほか。楽しい普段着ならいいけれど、大人の品は出ないわね。洋服はデパート、専門店、ブテック、量販店、それぞれ扱うブランドも違う。色目もブランドごとに同じピンクでも微妙に違ってこのピンクはどこそこの品ではと分かってしまう。話し出したらきりがないわね。女性にとってお洒落は一番気になりますものね。おまけに私の席の椅子に掛けてあるジャケット着てみて。
「私にピッタリ、着心地もいいわ。」それ7年前のジャケットよ。全然古く見えないでしょう。どこにも流行を追ってるかたちはないでしょう。色糸の使い方で深みがあるしちょっと手直しをして秋冬のジャケットなのに7分袖で寒いので袖口にデミバフのミンクでトリミングしたの。ゴージャスに見えるでしょう。お洒落は楽しむものね。大事に着て上げたら洋服も喜ぶしデザインしたJUNKO SIMADAも喜んでくれるかな。
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