きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

古都「鎌倉」で・・・

2014年12月01日 | 旅行
事業部のHです。

先週、休暇をいただいて「鎌倉」に行ってきました。

ときどき、(繁忙期じゃないときに、)こんなふうにお休みして
旅に出ることがあるのですが、
旅の目的が、大抵「●●電車に乗る」「○○線に乗る」って、
・・・実は“隠れ乗り鉄”なんです。

今回は、「江ノ電に乗る」ための旅でした。

   

一日乗車券「のりおり君」¥600を買って
ずっと「のりお君」だと思っていた・・・)

始発「鎌倉」から終点「藤沢」までを、何往復したことか・・・。

  

途中、
「長谷」で降りて、大仏さまを観たり

 

「腰越」で降りて、しらす丼を食べたり

 

「鎌倉高校」で夕日を見たり

    
 
江ノ島に渡って、サザエ丼を食べたり

 

・・・満喫致しました。

「鎌倉」は超人気の観光スポットで、
晴れた日の休日ともなると、人で、ヒトで、ひとで、
ごったがえしてて、何でもかんでも行列になり、
すれ違うのもままならない~と聞いておりましたが、
平日だって、相当なもので、
年配の方と修学旅行の小中学生であふれていました。

そんな中、目を引くのが
古いキモノを着た若者たちでした。

たぶん、駅前で、そういう貸衣装のお店があるのでしょう。
キモノを着て古都の雰囲気を味わいましょう~って。

(これは、私が呉服屋だからなのかしら・・・と、
先におことわりして、)
すれ違うと臭う、薄汚れた、カビだらけ、シミだらけの、
寸法も合わない(つんつくてんの、)
たぶん戦後から昭和40年くらいの、紬やお召のキモノに、
(最近は日舞でしか見ないような)金・銀の丸帯をして、

キモノのことを何も知らない若者に、
誰が着てたのかも分からない(古着ブームだから気にしないか?)
いつ洗濯したのかも分からない
いやはや、どんな風に保存していたかも分からない

私だったら、鼻つまんで、火ばさみで掴んで、
ポイするような、そんなシロモノを
平気で着せている、着せられている、
ことに驚き、ちょっと悲しくなりました。
「後で痒くなったりしないかしら?」と心配しちゃいました。

池田重子さんのコレクションとは違うのだぞ!!

キモノって、「着るもの」なんだけどなぁ・・・。

以前、弊社の社長さまがこんなことを言っていました。
うちの社員やお客様が、
「キモノ着て京都に行ったときに、恥ずかしくないように」
「キモノで京都の町を歩いて、景色に溶け込めるように」
そんな“キモノ美人”になって欲しい・・・と。
(確か、こんなニュアンスでしたが、違ってたらゴメンナサイ!)

北海道の田舎から出てきて、
一張羅のキモノで、気張ってお洒落して、
都で浮いた存在にならないように~~~ってことでしょう・・・か。

全然、大丈夫!心配ありません!!
我が札幌は、東京・神戸に負けないお洒落な街だけど、
キモノもお洒落な女性が多いです!
うちのお客様に、是非、キモノで鎌倉の町を闊歩してもらいたいです。

あ、私は、ご遠慮致します。
どーせ、ずーっと電車に乗ってるだけなんですから、
キモノは適した服装とは思えませんので。