きもの和らいふスタッフブログ/札幌を中心に北海道で振袖をレンタル&販売の日々

大正元年創業の老舗呉服店とは思えない(◎_◎;)スタッフのゆるーい日常を綴っています。

今朝の電車で

2015年04月10日 | 日記
事業部のHです。

私、電車通勤なんですけど、本を読んでいます。
読書は大好きです。

でも、読書より好きなのが「ヒューマンウォッチング」です。
電車の中では「メイクに夢中」がお気に入りです。

「このヒトは、誰に見せるために、今、化粧をしているのかな」と
思いながら、ついつい、じいぃ~っと観察してしまいます。

通勤時間の満員電車の中で、BefoerAfterでしょ。
ここで、誰かと出会っても、恋に落ちるのは難しいぞ。
だって、プロセスをばっちり見ちゃってるからねぇ・・・・。
なぁんて、勝手なことを想像しています。

アイメイクをするのに、
目を見開こうとすると、口が開いちゃうのは面白いです。

残り少なくなったパウダーや、試供品の口紅を
こそげ取るようにして塗ってる様も面白いです。

つけまつげを自分の目の大きさに合わせて
丁寧にハサミで切って、並べてる様もなかなか見応えがあります。

今朝は、特に面白かったのですが、
立ったまま、化粧をしている女の子を発見し、
その子の横に立ちました。

彼女の前には、たぶんこれから旅行と思われる年配の男性が、
自分のヒザの間にキャリーバッグを挟んで座っていました。
ちょいうつむき加減でじっと前を見ていました。

私のとなりの彼女は、アイメイクに取りかかり、
どうしても、左手でコンパクトを持ち、
鏡を見ながら、右手で、アイシャドーを塗らなきゃなりません。
揺れる電車で、両手を離しての作業です。

もし、私が性格の悪い人間だったら、
電車が揺れたフリをして、ヒュッと肘を横に突き出すのですが、
実際にはそんなことはしません。
そうなった時のことを想像するのが、また楽しいのです。

ところが、(私が念じたわけでもないのに)、
彼女がコンパクトをポロッと落としたんです。
それも、座っている男性の膝の上に。

男性のベージュのズボンに茶色っぽいモノが付きましたが
彼女は無言で、ちょっと頭を下げて、
男性のヒザの上からコンパクトを取り上げ、
メイクの続きを始めました。

えぇーっ
私は、となりの彼女を二度見しちゃいました。

男性は、自分のヒザの茶色いモノをチラッと見て、
また、前を向きました。
でも、悲しそうな顔(私にはそう見えたのですが)で、
また自分のヒザを見て、前を向きます。
何度かそれを繰り返します。

うっ・・・せつない
これからお出かけなのに・・・。
おろしたてのズボンなのに・・・。

・・・って心の声が聞こえそうでした。

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